アダルトグッズ進化論:乳首責め器具が異例の売り上げ、今年最大のヒットなるか?
TABLO / 2014年4月3日 11時0分
画期的な大ヒット商品になった「ニップレッシャー」とは?
毎年、数多くの新商品を生み出してきた日本のアダルトグッズ業界。年間の発売点数は数十万点にも及び、各メーカーによって競うように最新テクノロジーが注入され、日々進化してきた。とくにオナホール、バイブ、アナルグッズなどの主力商品は市場規模も大きく、すでに業界は成熟期にある。それだけに誰もが新規アイデア、新規分野を開拓するような「革命的商品」は出尽くしたと考えていた。
だが、今年に入ってから、ある新商品が予想以上の売れ行きを記録したことで注目を浴びている。それは、乳首を集中的に責めるための専用グッズ『ニップレッシャー』だ。アダルトグッズ卸大手のエーワン・横田さんが証言する。
「乳首責めグッズというのは、構造が複雑なので、なかなか安価で量産できなかった。ところが『ニップレシャー』は、発売以来ロングセラーを続けるペニス増強ポンプ『ハイプレッシャー』の派生モデルとして売り出されたので、手ごろな価格帯が実現しました。これまで、SMなどのマニアックなプレイの一部に過ぎなかった"乳首責め"が、誰でも手軽に楽しめるようになった画期的な商品だと言えるでしょうね」
これまでにも乳房や乳首用の吸引グッズはあったが、『ニップレッシャー』はあくまで"乳首吸引"にこだわっているのがポイントだ。カップ径を小さくして内圧を高め、パワフルな吸引力を売りにした。さらにボタンひとつでエア抜きできるなど、安全性への配慮も行き届いている。また、本体はホースやシリンダーなど各パーツの分解が可能で、「両乳首責め」や「片方乳首+クリトリス」といった複雑なプレイも対応可能だ。そんな便利さが受けて、関係者が予想もしなかった購買層が食いついているのも特筆すべき点だろう。
http://n-knuckles.com/culture/img/nipp02.jpgありそうでなかった乳首吸引アイテムが幅広い客層にアピール。
「これはアダルトグッズ業界全体の傾向なんですが、SMなどで女性を責めていたプレイの多くが、今では自分に向けられるようになっている。たとえば『ニップレッシャー』の場合、自分の乳首を責めるために購入したという男性が多いんです。もちろん、女性に使ってもらって責められたいという需要もありますが、個人で乳首吸引を楽しむといった方はさらに増えていくと思います」(前出・エーワン横田さん)
増強ポンプ感覚で多彩な乳首責めが堪能できる、ありそうでなかったニュータイプの吸引アイテム。アダルトグッズ業界に久々に登場した革命的商品は、さらなる話題を呼びそうだ。
Written by 北里雅俊
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