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消費税も増税で令和には大不況がやってくるのか 金ピカ先生の訃報で見る「バブル勝ち組」の現在

TABLO / 2019年9月26日 14時31分

世の中どうなるんだ…(写真はイメージです)

代々木ゼミナール、東進ハイスクールのカリスマ英語講師で「金ピカ先生」こと佐藤忠さんが、都内の自宅で死去していたことが報じられました。

タレント活動もしていた全盛期は年収2億円とも報じられましたが、最期は生活保護受給の独居老人68歳でした。24日、デイケアセンターの職員が自宅を訪問したところ、亡くなったことが判明。死因は不明のため司法解剖が行われるとのことです。

ご冥福をお祈りします。

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佐藤さんが予備校講師をなさっていた頃は、団塊ジュニアの学生が多くて、バブル経済の真っ只中でしたから、予備校の業績も絶好調。講師の待遇も破格でした。良い時期に稼ぎまくったのは幸せでした。

でも、金銭感覚が狂ったまま歳を重ねて、老後は夫婦で喧嘩が絶えず、クルマ道楽が原因で奥様と喧嘩してDV問題などもあり、別居、離婚調停……こういった近況を、昨年スポーツ報知が報じていました。

「バブル後遺症の老後は、勝ち組ほど、悲惨だったりします。また、スタッフにも高齢者のバイト応募が激増しています。弊社にも古いベンツで通勤する高齢者スタッフが増えています。余裕がないから新しいクルマは買えないし、クルマを売るわけにもいかないという人が過去の栄光のクルマを乗り潰すのです」(デイサービス役員)

金ピカ先生は、氷山の一角で、公務員やサラリーマンのように年金受給が期待できない自営業者を中心に生活保護や比較的若く介護施設の世話になる人、老後も働き続ける人が増えているそうです。

参考記事:毎日することがない、行くところがない、友達もいない……「コールセンター」に自分の居場所を尋ねた男 | TABLO

「大手百貨店と取り引きあった化粧品会社の社長、都心にビルや店舗を構えていた飲食系社長、ゲームセンターへのゲーム機卸で一世風靡したエンタメ系起業家、昭和バブル期限定で美味しい思いをした方々に、バブル後遺症は少なくありません。一攫千金を狙って投資詐欺に遭ったりして資産を減らし、金銭トラブルから離婚し、独居老人という悲劇は多く見られます。高齢者でも雇用されるバイトは、介護、ビルやマンションの管理人、清掃等。雇う側も足元をみて、安い給料でも雇われるだけ幸せと洗脳するようなブラック企業で酷使されている老人も少なくありません」(法律事務所関係者)

年金問題が報じられる中、かつてバブルの象徴だった方の寂しい老後は、老後への備え、社会福祉の充実などと色々考えさせられます。(文◎神田川涼香)

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