次世代の党、水面下の「女の闘い」で法案提出権を持てなくなった顛末
TABLO / 2014年7月14日 17時20分
Photo by なでしこ復活-女性政治家ができること
次世代の党は衆院議員19名。あと1名で法案提出権を持つのだが、なんとも惜しいのは三木圭恵氏の土壇場の不参加だ。当初、次世代の党に参加すると見られていた三木氏は6月24日、橋下徹氏が率いる日本維新の会への参加を表明した。
もともと三木氏は次世代の党の暫定党首の平沼赳夫氏の「直系」だった。2010年には「たちあがれ日本」から参院選に出馬したこともある。橋下氏の元に馳せ参じた理由として三木氏は、「石原氏のグループとは政治理念のずれを感じた」と述べているが、それを信じる者はいない。
「三木氏が次世代の党に参加しなかったのは、政治理念の差でありません。実は『女の闘い』があったのですよ」
関係者はそう述べる。実は次世代の党に参加した杉田水脈氏と確執があり、三木氏が敗北したのだという。
「三木氏と杉田氏はほぼ同年齢。ともに兵庫県を地盤としており、2012年の衆院選で初当選したのも同じです。ところがこの2人の仲がものすごく悪かった。日本維新の会の会合でも、一方が発言すればもう一方がそれを否定する。例えば『兵庫県総支部ではこういうことになっている』と言えば、『そんなこと、聞いていない』『いや、決まったことだから、従ってもらう』という感じ。三木氏にすれば、自分は1歳上だし、三田市議の経験もある。杉田氏よりも『格上』の意識があったのでしょう。一方で杉田氏は、河野談話に関する質問で知名度を上げた意識がある。そうした『女の闘い』に、回りはうんざりしていました」
結局、三木氏が日本維新の会に移ったことで「棲み分け」になったのだが、「女の闘い」はこれで終わるのか......。
Written by 安積明子
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