神奈川県警厚木署が発達障害児少年を書類送検 こんな差別的な捜査が行われていいのか!? 腐りきった警察内部事情を取材
TABLO / 2019年10月16日 16時46分
本サイトの厚木警察署の電凸記事をご覧になった厚木警察署の被害者のCさんから、情報提供を頂き、取材させていただきました。被害者は当時小学校四年生のBさん(Cさんの息子さん)です。
冤罪で児童相談所に通告されてしまったという酷い話です。児童相談所への通告書の内容に誤りがあり、厚木署員が書類送検された旨が平成30年の3月6日の神奈川新聞で報じられました。平成28年4月11日午後4時頃に帰宅途中のBさんは上級生の女児童Aにからかわれたので、Aの脚を蹴ったとして、児童相談所通告になったという事件です。
参考記事:凶悪犯逃亡中! 所轄の神奈川県警・厚木警察署はもともと“不祥事だらけ”だった | TABLO
Bさんは発達障害児であるにもかかわらず、厚木警察署はAの証言を妄信して、実況見分もせずにB側の主張を排斥して、Aの膝を負傷させた触法少年としてBさんを厚木警察署は扱ったとのことです。それに対して神奈川県警広報県民課の報道担当の松山氏は「調査(未成年では捜査と言わずに調査と言う)は適正に行われております。(生活安全課少年係 厚木警察署)」との回答でした。
さらに、厚木警察署生活安全課青柳巡査部長が、Bの法定代理人に対してAへ慰謝料を支払うこと、Bを転校させること等を提案するという民事不介入の警察の立場から逸脱した言動があったことに対して、「平成28年7月5日 Bの法定代理人から相談があり、一般論としての回答はしています。(生活安全課少年係 厚木警察署)」(神奈川県警広報県民課の報道担当の松山氏)。これに関しては、Cさんは青柳巡査部長の脅迫音声をCDに焼いて、厚木警察署員に複数枚渡しているにもかかわらず、引継ぎもできずに確認を怠っていたようです。
Cさんと厚木警察署の署員との話し合いの場に筆者も同席させていただきましたが、CDを聴こうとしないどころか、預かったCDのある場所すら把握していない呆れた警官の姿を目の当たりにしました。住民相談課太田警部補、生活安全課北川警部、生活安全課三浦警部と三人も参加していました。「10分しか時間がないので」とご自身で前置きをしながらも2時間も話を引き延ばし嘲笑ったり、激怒したりする北川警部の説得力のなさに厚木警察署の闇を感じました。
関連記事:「トイレに興味があった」 女子トイレに警官が侵入! 福岡県警に電凸したら何とも前時代的な回答手段 | TABLO
平成28年8月30日には、青柳巡査部長は岩本巡査部長、金原健洋警部補(元厚木市いじめ防止対策委員、現小田原市いじめ防止調査委員)と共に、B、Bの法定代理人に黙秘権および供述拒否権の告知をせずに違法調査をしたとのことです。このルールを常習犯のように破っている警察は多いようです。「調査は適正に行われております。(生活安全課少年係 厚木警察署)」(神奈川県警広報県民課報道担当の松山氏)
平成29年9月18日には、松井警部が児童相談所への通告理由を訂正しました。『膝を蹴った』を『足を蹴った』に訂正したものの、具体的にどこを蹴ったかは明白にしていないのです。詳細を確認すると北川警部は言葉に詰まったり、キレたりという具合でした。もしかしたら、厚木署から県警本部には情報は正しく報告されていないのかもしれませんが、
「調査は適正に行われております。(生活安全課少年係 厚木警察署)」(前出・松山氏)。
障害者を差別した捜査、問題を起こした松井警部は政令指定都市の相模原市役所に異動になったとのことです。問題を起こした警官を栄転させる理由について県警本部に訊ねたのですが、「(警務課)本件に対するコメントはありません」(前出・松山氏)。
――警察不祥事に関してどのような改善策をとられるのでしょうか
「(監察官室)本件に関するコメントは控えます」(前出・松山氏)
質疑応答以上のことは松山氏からは告げられませんでした。FAXで質問状を送り、一週間後に電話で読み聞かせされた質疑応答が上記です。広報担当の松山氏が神奈川県警の報道担当を一人で十数年担当しているというのも神奈川県警の闇なのかもしれないと感じました。
法律にお詳しいCさんは、弁護士会に対して、人権救済申立をするという技で、警察や学校との戦いの最中。障害者に対するイジメに教師、警察が加担したような深い闇があり、この記事は氷山の一角に過ぎません。Bさんは、事件が原因で自殺未遂を繰り返しているそうです。イジメ自殺予防にCさんのような行動を執ることができる親御さんは少ないかもしれません。(文◎九頭竜腐流腐流)
あわせて読む:小倉美咲ちゃん行方不明 山梨県警に落ち度はなかったのか直撃電話取材 母親の奇妙な投稿についても | TABLO
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
鹿児島県警の巡査部長が女性につきまとい、当初は捜査行わず防犯カメラの映像も消去
読売新聞 / 2024年7月20日 10時26分
-
「踊る大捜査線」の室井管理官はそんなにえらいのか?キャリアとノンキャリアに確執はあるの?…刑事ドラマとは違う「警察のリアル」【元事件記者が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月15日 12時15分
-
「いつ皆さんにも降りかかるか分からない」サイバー犯罪などの危険性学ぶ 沖縄県警、沖縄女子短期大学で講話
沖縄タイムス+プラス / 2024年7月7日 11時55分
-
〈鹿児島県警・情報漏えい〉不祥事の発端となった医師会職員の“強制性交疑惑”。県警は捜査前から「事件にならない」と告訴された職員と元警官の父に伝えていた! 医師会幹部は「捜査は途中から一生懸命」と会見で口を滑らし…
集英社オンライン / 2024年7月7日 9時0分
-
現役警察官が明かす警察の性の内幕 なぜ?旭川女子高生殺人事件容疑者と担当刑事が不倫
TABLO / 2024年7月5日 6時30分
ランキング
-
1富士山8合目の山小屋で75歳男性が死亡 登山ツアーに参加 今年の山開き以降6人目の死者
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年7月23日 14時4分
-
2「逮捕しろ!」奈良公園の鹿を“観光客”が蹴り飛ばす暴行動画、文化財保護法違反で実刑判決も
週刊女性PRIME / 2024年7月23日 7時0分
-
3「のぞみ、朝イチでも満席」 利用者ら、ぐったり 東海道新幹線再開
毎日新聞 / 2024年7月23日 11時13分
-
4「バイクが盗まれた」GPS機能などで行方追うと、倉庫内に3台…スリランカ国籍の4人逮捕、換金目的で窃盗くり返していたとみて捜査 北海道富良野市
北海道放送 / 2024年7月23日 9時57分
-
5新1万円札に「変えないで」 福沢諭吉交代で聞こえてくる“慶応OBの嘆き”
文春オンライン / 2024年7月23日 16時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください