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六本木クラブ襲撃事件と石元太一被告の控訴審を関東連合OBに聞いた!

TABLO / 2014年7月16日 18時25分

六本木クラブ襲撃事件と石元太一被告の控訴審を関東連合OBに聞いた!

Photo by 反証/石元太一

 元関東連合・石元太一被告の控訴審が7月17日から始まる。2012年9月、六本木のクラブ「フラワー」で飲食店経営者が集団に撲殺された「六本木クラブ襲撃事件」で石元被告は無罪を訴えている。この控訴審を冷静に見ている元関東連合幹部に話を聞くことができた。

――石元被告とは面識はあるのか?

「もちろん。地元は違うけど可愛がっていました。彼がどう感じてるかわかりませんけどね」

――控訴審が始まるがどのように思っているのか。

「主犯とされる見立クン(見立真一・現在指名手配中)に何らかのメッセージを送りたかったんでしょうね。それと後のことを考えて動いてるんだなあと」

――後のこととは?

「つまり出所してからの身の置き所じゃないですかね。石元は無実を訴えていたけど、それは今後もマスコミに出ていきたいという思いがあるんでしょう」

――一審求刑22年で判決が未決拘留240日の懲役11年だったが、それについては?

「これはしょうがないと思いますよ。以前に彼は殺人事件も起こしているし、マスコミデビューをしているけど、更正しているとは言えないでしょ? だから少年扱いで言う虞犯(※)でしょうね。自分の回りでもそれで年少送りになった奴かなりいますから。石元は事件現場にいなかったと言ってるけど電話で集めていますから。共謀共同正犯と思われてもしょうがない。無罪はありえないでしょうね」

※虞犯とは罪を犯すおそれがある、という意味。一般には少年法に適用されることが多い。

――関東連合OBの間では、石元被告についての話題は出るのか?

「関東連合と言っても今は何もないです。名前だけが残っているだけですから」

――未だに逃亡を続ける見立容疑者については?

「見立クンは残してる妻子が気がかりでしょうね。多分、悶々としているとは思います。あの人の性格から考えて。しかも奥さんは外人ですからね。前から彼は『自分は絶対に捕まるわけにはいかない』と言ってましたよ」

――見立容疑者が言う『絶対捕まるワケにはいかない』の意味とは?

「見立クンは色々知り得る立場ですから......。芸能関係もいろいろあるし、メンバーと暴力団との関係も含めて、多くを知り過ぎていますからね。まあ、捕まっても見立クンは関係ないことは絶対にしゃべらないでしょうけど」

――見立容疑者の潜伏先に関しては?

「カンボジアとか色々噂は伝わってくるけど、フィリピンでしょうね。関東連合OBっていうのかな、まあ関東連合の関係者も何人か渡航してるみたいだし」

 この取材者には過去に何度かインタビューしたが、今回感じたのは、以前よりかなり口が重くなっていたという事実だ。以前であれば、オフレコを条件に前にいろいろと話をしてくれたのだが、今回は必要以上のことは一切話さないし、都合が悪い質問には「ノーコメント」が繰り返されるようになった。水面下で何かが蠢いている。明日の控訴審で石元太一被告が何を語るのか注目したい。

Written by 西郷正興

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