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田原俊彦、南野陽子ら80年代アイドルのバッシング事情...『ほぼ日刊 吉田豪』連載155

TABLO / 2014年7月30日 12時0分

田原俊彦、南野陽子ら80年代アイドルのバッシング事情...『ほぼ日刊 吉田豪』連載155

 田原俊彦が一時期バッシングされていたのはちょうど事務所から独立したタイミングで、出産会見の「ビッグ」発言もマスコミが会見を上手く編集して世論を誘導していたことが最近になって明らかになったわけですが、それで思い出したのが南野陽子。『語れ!80年代アイドル』(KKベストセラーズ)というムックに載っていた南野陽子インタビューによると、「◯◯さんの歌詞が気に入らなくて『こんなチンケな歌、歌いたくない!』って」「勝手に変えて歌ってました(笑)」っていうぐらい生意気だったのも事実だろうけど、彼女が一時期バッシングされていたのもやっぱり事務所から独立したタイミングだったわけですよね。で、「大きな騒動に巻き込まれてやむなく21歳で事務所から独立。そうしたら『独立したら、こういう目に合うんだぞ』という見せしめも含めて、テレビに出してもらえなくなって」「当時は遺書的なものを書きましたね。『◯◯という週刊誌にあった私の騒動記事のココが事実とは違う』とか、反論をいっぱい書いて」という状況になったけど、そんなとき『寒椿』や『私を抱いてそしてキスして』などの映画の仕事が自分を救ってくれた、と。そんないい話になってたんですが......あれ? 以前読んだ彼女のインタビューだと、事務所を辞めようとしたらペナルティとして映画で脱ぐことを強制され、それが嫌すぎて遺書を書き、公開前に自殺するつもりだったと言っていたような気が......。でもまあ、一時はそこまで追い込まれていた彼女が、「今、何をしているときが一番楽しいですか?」という質問に、「テレビ観ながら『ほら! この人、整形してる!』とかみんなに言ってるときかな(笑)」と答えるぐらい元気になったんだから、とりあえずは良かった!

Written by 吉田豪

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