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24時間テレビマラソンの関係者がヤラセ舞台裏を告発

TABLO / 2014年8月31日 13時25分

24時間テレビマラソンの関係者がヤラセ舞台裏を告発

 

 インターネット上で様々な情報が入手できるようになると、これまで情報不足という観点から真実であるかのように語り継がれていた都市伝説の多くが潰されていった――。

 そのような時勢にありながらも未だ謎の多い24時間テレビチャリティーマラソン。この「24時間テレビチャリティーマラソン」舞台裏を実際に体験したという人物よりタレコミ情報が得られたのでご紹介したい。

 今から数年ほど前の事です。

 私は、とある工場の警備員をしていました。

 工場の敷地は東京ドームの何倍もの広さで、年中無休の操業をしていました。

 そんなある日、工場の上層部から、「この工場の敷地内が24時間テレビのマラソンのルートになりました。当日に向けて警備と清掃を徹底するように」との指示がありました。

 ルート図を見ると該当工場の外周を沿うようにマラソンコースが設定されています。

 事前の安全チェックはかなり厳しく、当日走る予定のマラソンコースには、釘などの危険物だけでなく、砂利さえも落ちてない状態にするようにとの指示がありました。

 それだけでなく、時限爆弾に対しての対策もやらされました。

 空港並みの厳重な警備を1週間前から実施して、出入りする人たちの持ち物検査も行いました。

 パートのおばちゃんのカバン、仕事を終えた従業員だけでなく、銭湯から工場の敷地内の寮に戻る人の着替えを入れた袋さえも検査しました。

 どうやら、24時間テレビのマラソン専用の警備マニュアルというのがあるようで、それに従い上司は指示をしているようでした。

 マニュアルは厳重に管理されていて、一般社員は見ることが出来ません。

 そして、24時間テレビの前日の朝。

 警備員の全員が2日間の休暇を命じられました。

 皆が当日の警備などはどうするのかと狼狽しました。

 その事を上司に問い詰めると、警備員だけでなく、工場全体が2日間の操業停止との事。

 今までずっと何十年も、元旦から大晦日まで、年中無休で操業をしていたのにテレビの為にそこまでするかと呆れました。

 24時間テレビ当日、テレビを見ると、偶然、マラソンランナーが該当の工場を通過するシーンでした。

 もちろん工場の名前や所在地は伏せられていました。

 いつも僕がいる警備員詰め所も写りました。

 そこには、知らない男性が警備員の制服を着て、ニコニコ手を降りながらランナーを応援してました。制服は我々が使うものと全く別物の制服でした。

 確実にヤラセです。

 詰め所に張られてる張り紙のいくつかは剥がされており、会社名が記載された掲示物などは全く無くなっていました。

 後日、一連の出来事を上司に問い詰めても、のらりくらりとかわされました。

 都市伝説ではありませんが、テレビの裏側というのは怖いものなのだなと実感した次第です。

 ◇

 今回寄せられた貴重な体験談、最近ではネットユーザによるランナー監視が大きな注目を集めているが、画面に映るルート上の企業や道路上の砂利などにも注目してみると、新たな"何か"が見えてくるのかもしれない。

Written by ニポポ

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