自転車メディアが公式チャンネルで迷惑行為？ 「１００万円のロードバイクを渋谷に放置したら何時間で盗まれるのか」を検証

画像は『「自転車からワクワクをひろげよう』をコンセプトに、自転車を楽しむさまざまなフィールドをご紹介します」というFRAMEさんの公式サイトより

自転車メディア「FRAME」が、公式YouTubeに投稿した「渋谷のど真ん中に100万円のロードバイクを放置したら何時間で盗まれるのか検証してみた」という動画に、視聴者から「本当に大切な自転車を盗まれた経験のある人が見たらどう思うのか。冗談でも笑えない」「そこらの底辺YouTuberとやってる事が同じ」と厳しい声が寄せられています。

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スーパーおもんない…と話題

問題となっているのは、自転車を楽しむため様々なコンテンツを配信しているメディア「FRAME」が、公式YouTubeチャンネルで4日に公開した動画でした。

動画には自転車ユーチューバーの男性二人と、ゲストとして呼ばれたロードバイク好きのお笑い芸人・ウドンくんが出演。「渋谷のど真ん中に100万円のロードバイクを放置したら何時間で盗まれるのか検証してみた」と題し、ウドンくんのロードバイクを施錠してない状態で渋谷のスクランブル交差点近くやハチ公前に放置。どのくらいの時間で盗まれるかという実験を行いましたが、かなりの時間がたっても持ち去られる様子はありませんでした。

しかし、ユーチューバーがトイレなどを理由に離脱し、監視がウドンくん一人になったタイミングで、怪しい人物によってロードバイクが持ち去られてしまいます。

その一部始終を見ていたウドンくんはかなり慌てた様子で、盗んだ男性を追いかけようとしますが、他の出演者二人は笑い声を上げあまり焦りは見せていません。

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というのも実は、この動画はウドンくんに対するドッキリ企画で、盗んだのは怪しい格好をしたFRAMEのスタッフ。最後にはネタバラシをし、『鍵はちゃんとして駐輪場にとめましょう』などと締めくくっていました。

動画コメントは批判の嵐

しかし、この動画に対しコメント欄には「本当に大切な自転車を盗まれた経験のある人が見たらどう思うのか。冗談でも笑えない」といった怒りの声が殺到。

視聴者からは他にも、

「ただのドッキリかもしれないけど、このチャンネルを見る人の多くは自転車が好きな人。そういう人たちが見てどんな気分になるか想像出来なかったんでしょうか…。非常に残念です」

「そこらの底辺YouTuberとやってる事が同じ。今後は変な企画じゃ無くてもっと役に立つ企画をして欲しい」

「影響力の大きいメディアがそもそも駐輪をふつうにしていいんですかね。駐輪場に預けるとか鍵をかけるなんて言われなくてもわかってますし、僕たちが知りたいことはこんなことではありません」

「だめだな、こりゃ…会社だろ？これ。こんな奴ら自転車界から追放でいいよ…」

「自転車愛好家を増やすチャンネルでわざわざ作る動画ではないですね」

といった厳しい声が寄せられていました。

また、渋谷駅周辺は自転車放置禁止区域であることから、「ここ自転車置いていい場所なの？」「駐輪禁止です」といった指摘も見受けられ、自転車メディアでありながら自転車による迷惑行為をしたFRAMEに対して失望したという視聴者も少なくないようです。（文◎絹田たぬき）

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