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渡辺謙、真田広之、赤西仁…だけではなかった 日本で8年間、役者として日の目を見なかった俳優がアメリカへ渡り成功|後編

TABLO / 2019年12月18日 11時0分

政治的に配役が決まる日本の芸能界

ハリウッド俳優竹嶋利仁(47)さんは、渡米して15年になります。2020年は、人気アクションドラマ『S.W.A.T.』(CBS)他3本のアメリカテレビドラマ、Amazon Prime『The Forgotten Army』にインドの独立を手助けした日本軍の指揮官役で出演、日本ブラジル合作映画の公開も控えています。HBOより現在放送中『GRISSE』にレギュラー出演中の竹嶋利仁(たけしまとしじ)(47)さんにインタビュー。

 

前編記事:渡辺謙、真田広之、赤西仁…だけではなかった 日本で8年間、役者として日の目を見なかった俳優がアメリカへ渡り成功|前編

「思い返せば日本での8年間の俳優活動はエネルギーを本来は使わなくていい違うところに使っていました。ある時日本のマネージャーに連れられて有名プロデューサーに挨拶に行ったところ、一度も目を合わせてもらえなかった経験をしたんです」(竹嶋さん)

日本では、営業に行ったところで、すでに配役が決まっている政治的な世界であるためチャンスを感じることが出来ません。また、時には演技のトレーニングを受けたこともない俳優が主役を任されています。

「ハリウッドではどんな小さな役でも一言の台詞の役でもキャスティングを通してオーディションが行われ、本当にその役柄に見える人が選ばれます。日本のようにバーターで出演などということはまずないでしょう。ニューヨークの舞台でも誰でもブロードウェイの舞台に立つチャンスが与えられるオープンコールというものがあります。それだけを考えても作品のグレードが上がって行くのは当然なんです」(竹嶋さん)

演技のトレーニングの環境もアメリカは恵まれているようです。トレーニング出来る大学やクラスがたくさんあるそうです。

「ハリウッドで活躍している俳優は必ずといっていいほどトレーニングを受けた人です。勿論アクティングというものは一生かけて作り上げる芸術です。自分の生き様がそのまま武器となる仕事です。演技の勉強をした事がなくてもとんでもなく素晴らしい演技をする才能ある俳優を見かけます。演技の勉強を一生懸命にしたからといって結果を残すとは限りません」(竹嶋さん)

ただ、アメリカで結果を残し続けている人は必ず皆ある時期にしっかりとトレーニングに時間を費やしているそうです。

 

参考記事:今年は『八つ墓村』に主演! 「黒板純」「コト―先生」 俳優・吉岡秀隆がコアなファンに愛される理由 | TABLO

「ニューヨークの演劇学校で勉強していたときに同じクラスにブロードウェイの舞台に出演中のベテラン俳優がいたんです。彼女はお金を払って昼間にクラスでトレーニングを受け、夜に客が100ドル以上を出して観る大劇場でパフォーマンスをしている。日本では考えられない光景と環境ですよね。現場で成長する事が多い日本のシステムは売れっ子以外が果たして勉強できているのか。

また教えている講師は演出家や映画監督が多いと聞きますが、全てが本当にアクティングを教えるプロフェッショナルなのか。良い指導者は俳優がその作品の中で、その役を生きるためのツールを与え、引き出しをたくさん作ってくれるし、トレーニングは美味しいラーメン屋さんがいつも同じ美味しい味を出せるように現場で常に最高のパフォーマンスができる足場を作ってくれます。常に現場にいるベテランはその足場が固まっています」(竹嶋さん)

最高の環境を与えてくれるハリウッド

他の国での俳優の労働環境はまちまちだそうです。

「僕はスタントも基本的には自分でやりますが、2階から落ちるシーンなどでは、やはりプロデューサーからストップがかかります。その場合は同じ背格好のスタントダブルが自分のために体を張ってくれます。中国での撮影では全て自分でやらなくてはいけない。その日の予定が当日変わったり無駄な時間が多い分、契約期間内に全て撮影が終わらず延長ということも」(竹嶋さん)

俳優にとって自分の演技に集中できる環境というものが最も重要である以上、最高のパフォーマンスができる場づくりをするハリウッドに、竹嶋さんはリスペクトを感じています。

「制作チームと俳優陣が良いムードで最後まで良いものを作るために努力ができることが大切なのだと思います。自分のモットーというかこれまではある場所、新しい世界や場所に入ったときに心地よくなり始めたらそれは成長が止まってる証拠だと考え次のステージを目指してきたんです。そういった部分で今こうしてハリウッドで挑戦している事は自分にとって心地よくなる事がない=常に新しい挑戦がそこにある場所なんです。努力をした分結果がついてくる環境、頑張ってる人にいいことがたくさん訪れる世界がここにあると思える限りはここで頑張って行きます」

(文◎野島茂朗)

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