金正恩氏復帰に乃木坂46路チュー騒動の既視感|プチ鹿島の『余計な下世話!』vol.66

東京ブレイキングニュース / 2014年10月21日 16時0分

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 これほどの情報化社会なのに情報が出てこないという未知の国。そんな国がすぐ隣に存在する。それが北朝鮮。最近も世界の話題をひきつけた。金正恩第一書記が一ヶ月ほど姿を見せなかったのだ。

 10月10日の朝鮮労働党創建69周年の記念行事にも姿を現さなかった。しかも韓国・仁川のアジア大会には、金正恩政権のナンバー2らが姿を現したからさぁ大変。

「失脚か!?」「クーデター成功か?」「いったい何が起きている?」と各メディアは騒然。情報が無いということは憶測が自由ということでもある。私は北朝鮮そのものより「北朝鮮報道」が好きなのかもしれない。玉石混交のいったいどうなっているの!? という興味本位の渦。

 そして先週14日付の北朝鮮・労働新聞は1面に「左手でつえを突きながら視察して回る金正恩」の記事と写真を載せた。健在アピールである。重病説に対し「つえをついているだけ。足が悪いだけ」と元気さを証明したのだ。オバマ政権の高官も金正恩が権力を失ったり、体調を著しく損ねたりしたことを示す形跡はないとの見方を示したという。

 しかしここで疑問が浮かぶ。それなら「つえはいらないのでは?」という疑問だ。実際に足が悪くても撮影のときはつえをしなければよいではないか。それとも「足がこれだけ悪いのに人民のために頑張る金正恩さま」という見せ方なのだろうか。

 では、もうひとつの可能性として次のような意図はないか。本当はもっと健康状態が悪いので「足だけが悪いという姿を見せる」という妥協案だ。ここまでは認めるけど、他は大丈夫という見せ方。肉を切らせて骨を断つ的な。この既視感は最近日本でもあったような気がする。

「乃木坂」方面のアイドルが妻子ある男性との路チューをスクープされ、「出会いは仕事ではなく街中でのナンパ」だと発表した件だ。

 アイドルがナンパされる、というのはファンにしたらかなりの衝撃だと思う。でも「ほんとはもっと前から親しい関係だったのでは」という下世話な憶測を避けるには、出会いはナンパでしたと言ったほうがまだ軽傷かもしれない。肉を切らせて骨を断つ。

 もちろん、金正恩もアイドルも、真実は発表された情報のとおりかもしれない。周りがあれこれ憶測をふくらませすぎたのかもしれない。

「情報化社会なのに情報が出てこない→そして不自然な発表」という流れは、これだけ憶測だけで盛り上がってしまう。

 金正恩とアイドルを一緒にして考えてすいませんでした。

Written by プチ鹿島

Photo by マンガ金正恩入門-北朝鮮 若き独裁者の素顔

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プチ鹿島●時事芸人。オフィス北野所属。◆TBSラジオ「東京ポッド許可局」◆TBSラジオ「荒川強啓ディ・キャッチ!」◆YBSラジオ「はみだし しゃべくりラジオキックス」NHKラジオ第一「午後のまりやーじゅ」◆書籍「うそ社説 2~時事芸人~」◆WEB本の雑誌メルマガ ◆連載コラム「宝島」「東スポWeb」「KAMINOGE」「映画野郎」「CIRCUS MAX 」

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