想像を絶する「汚物問題」 介護士たちの悲痛な叫び 報じられない“キレる老人”たちの排泄物攻撃
TABLO / 2020年1月17日 9時21分
東京・台東区の病院で、入院中の70代から80代の寝たきりの患者3人に汚物を塗りつけたヘルパーの中村大介容疑者(32)が偽計業務妨害の疑いで逮捕されたことが報じられました。犯行理由としてストレスがたまっていたことを供述しています。被害者及び関係者の方々にはお見舞い申し上げます。
実はあまり報じられていませんが、汚物を巡るトラブルは想像を絶します。
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「介護現場は、汚い仕事をおしつける職員間のイジメもありますし、汚物を認知症高齢者に投げつけられることもあります。大人しそうな男性スタッフが女帝お局さんから虐げられたり、認知症高齢者から汚物をなすりつけられたり、暴力をふるわれたりということは珍しくありません。アンガーマネジメントができないスタッフがリベンジ犯罪に走ることを危惧していましたが、予想が的中してしまいました」(介護業界従事者)
役人、政治家、マスコミも知らない汚物の闇。
「『オモチャにするんじゃねえよ。いつまで拭いているんだよ!』トイレ介助中に認知症の老人がキレて暴れることは多々あります。『自由にさせろ! 終わったんだよ! このクズが!』と罵詈雑言で介助スタッフの人格否定をしながら、汚物をつかんで壁に塗りたり、介助者の腕になすりつけたり。暴れる高齢者を2、3人で介助し、衛生管理するという惨状です。暴言を吐きながら、汚物を投げたり、汚れた手で暴力をふるったりするのを制止するのに命がけです。認知症老人の意志尊重を過剰に重視する厚労省のガイドラインは現実と乖離しています」(デイサービス・スタッフ)
汚物トラブルは、トイレだけではありません。
「『天皇陛下がオスプレイで迎えに来るんだから、早くしろ! 世界一周飛行だ!』と選民妄想の酷い暴君老人が、妄言を発しながら浴槽に多量に汚物を浮かべ、壁に投げつけたり、こねたりします。本人は汚いものとの自覚ありません。阻止したら、激昂して血圧が上がるのも問題。大変な状況下で罵られ、虐げられながら汚物処理をします。室内で紙おむつに手を入れて投げたり、ベッドの中で汚れた紙おむつを外して、振り回して投げたりする認知症老人もいらっしゃいますから、掃除も大変です」(老人ホームスタッフ)
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超高齢社会で過酷な現場の介護職不足になるのも無理はありません。
「周囲に多大な迷惑をかけるようになった老人は、病院に入院して、凶暴な行動を抑えるクスリを投与され、徐々に寝たきりになっていきます。一方で寝たきりになっても、身体の向きを変えることを拒んだり、転がったり、手足を動かしたりして、汚物処理の妨害をしたり、手を紙おむつの隙間に入れて布団を汚すケースもあります」(ケアマネージャー)
もちろん、凶暴化したり、汚物問題を起こしたりしない方も多くいらっしゃいます。ただ、報じられる問題は氷山の一角に過ぎません。机上の空論の部分が問題視される介護指針についても見直しが必要かもしれません。(文◎安倍しんのすけ)
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