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【衆院選リポート】小沢一郎代表、ガールズ青木氏応援に駆け付けた現場

TABLO / 2014年12月11日 17時0分

【衆院選リポート】小沢一郎代表、ガールズ青木氏応援に駆け付けた現場

 自民党から総攻撃を受け、地元・岩手4区に籠って苦戦していると伝えられる生活の党の小沢一郎代表。その小沢氏が10日、"愛弟子"を応援するために上京した。

 まずは青木愛氏が出馬する東京12区だ。2009年の衆院選からのライバルである公明党の太田昭宏国交相との闘いに、次世代の党の田母神俊雄氏が乱入。その結果、田母神氏にアンチ公明の票を喰われる可能性があり、青木氏は大ピンチ。そこで赤羽駅で街宣するというので、行ってみた。

 駅の西口にはいちおう人だかりができている。7日の安倍晋三首相が参加した太田氏の街宣で見た動員力には及ばないが、小沢氏の人気がまだあるという証拠だ。

 それにしても青木氏の支持者は、個性的な人が多いこと! 青木氏の演説を聞きながら、2人のオジサンはこんな話をしていた。

「ほら、前に週刊誌にオトコ(注:男性秘書との不倫疑惑)について書かれたよな」

「うひひ」

 ゴシップ好きのオジサンは、それでも演説する青木氏に「がんばれ!」と声援を送っていた。まあ選挙を楽しんでいるんだろう。

 青木氏を応援する地方議員が演説している時には、後ろのオバサンたちはこんな会話をしていた。

「太田さん、落ちるかもね」

「あ、あの人、NHKの人よ」

「NHKは暗いのよね」

「でも民放よりマシよ」

 低投票率が予想され、野党には不利のこの時に、どうして「太田氏落選」という結論になるのかさっぱり理解できないが、独断と偏見に満ちたひとつひとつの言葉は、青木氏の演説や地方議員の応援よりずっと面白い。

 小沢氏が演説する時にも、ひとりだけ野次を飛ばしている人がいた。周囲にたしなめられていったんやめるがまた野次る。これを何度も繰り返す。ああ、カオスな東京12区......。

 午後3時の赤羽駅は田母神氏の舞台になった。しかし、田母神氏はひたすら公明党を糾弾するだけで、つまらない。一言くらいは小沢氏について言及してもいいんじゃないの。だって2人は共通点がある。奥さんとうまくいっていなかったことである。

「小沢さんは奥さんから三行半を渡されましたが、私は自分から妻に三行半を渡した。私は小沢さんとは違うんです」

 と、福田康夫元首相の口調を真似て言ってくれたりしたら、思わず1票入れちゃうかも。あっ、私12区の有権者じゃなかったわ(笑)。

Written Photo by 安積明子

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