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大森靖子氏「ハロプロ辞めたら興味がなくなる」が話題に ハロー!プロジェクトが初めて全員集合した異様な光景 音楽番組『Love music』

TABLO / 2020年2月8日 16時15分

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画像は『Hello! Project 20th Anniversary!! Hello Project 2019 WINTER~YOU & I~・~NEW AGE~』より

 

2月2日に放送されたフジテレビ系音楽番組『Love music』で、ハロー!プロジェクトが大特集されました。モーニング娘。’20、アンジュルム、Juice=Juice、こぶしファクトリー、つばきファクトリー、BEYOOOOONDSのハロプロ所属全6グループの全メンバー58人がスタジオに集結。ハロプロファンであるヒャダインさん、大森靖子さん、ヤバいTシャツ屋さんのしばたありぼぼさんの3人とともに、1時間にわたってその魅力を掘り下げるという、前代未聞の内容でした。

 

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また、ヒャダインさん、大森さん、ありぼぼさんの3人だけでハロプロの魅力を語り合う別コーナーもあり、そこにハロプロOGである元℃-uteの鈴木愛理さんも登場。様々な“ハロプロあるある”についてのトークも展開されました。

 

企画の軸となっていたのは、メンバー全員に対するアンケート。「ハロプロ以外の最強アイドルNo.1」、「思わず嫉妬したアイドルソングNo.1」、「歌が上手いメンバー」、「ダンスが上手いメンバー」という4つのテーマでアンケートを行い、それぞれをランキング化するというものです。

多くのファンが特に注目していたのが、「歌が上手いメンバー」と「ダンスが上手いメンバー」に2つのランキング。「歌が上手い」ではJuice=Juiceの高木紗友希、「ダンスが上手い」では同じくJuice=Juiceの稲場愛香が1位を獲得しました。Juice=Juiceこそが“実力派集団”であるということ印象づける結果となったのです。

このランキングに納得いかないというファンも少なくないでしょう。たしかに、歌もダンスも構成する要素は“上手い、下手”だけではないし、比較できない個性がそれぞれにあって、メンバー全員がオリジナルな輝きを持っています。それをランキングで単純化してしまうのは、少々無粋な印象を受けてしまいます。

ただ、ハロプロを全く知らない人にその魅力を伝えるという意味では、わかりやすくする必要があるも事実。特にハロプロの場合、実力主義的側面を持っているにもかかわらず、いかにして“実力”が評価されているかをあまり表に出そうとしない。それこそK-POP系のオーディション番組のように、ファン投票などを交えて順位付けすることで“実力”を比較すればわかりやすくもなるのですが、ハロプロではそういった形で裏側をショー化することはないのです。だからこそ、テレビ番組で“実力”の凄さを伝えるには、何らかのカラクリが必要だった。そして、それがランキングだったのです。

 

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そもそも歌もダンスも魅力的なメンバーが沢山いるハロプロなので、番組内の限られた時間の中で誰をどう紹介していいのかわからない、という問題があります。そこでハロプロファン有名人を推薦者として人選を委ねるということもできるでしょうが、それだと主観が強すぎて、必ずしも“実力”にスポットを当てたものにはならない。せっかく“実力”というものにスポットを当てているのだから、“ガチ感”が強めな方がいい…ということでメンバーに選ばせたとも考えられます。その結果、Juice=Juiceが歌とダンスで二冠に輝いてしまうあたりは、まさにガチそのもの。“大人の意向”とは異なる、メンバーたちの本音が垣間見えた瞬間でした。

ヒャダインさん、大森さん、ありぼぼさんの座談会コーナーでは、各グループの魅力を細かく紹介。そこにOGの鈴木愛理さんが途中から加わるわけですが、鈴木さん登場前の出演者たちの発言が物議を醸しています。

“ハロプロの全部が好きだ”という会話の流れから、大森さんが「これは使えないだろけど、ハロプロを辞めた瞬間、本当に興味なくなるんだからね」と発言、これにヒャダインさんとありぼぼさんも笑いながら同意します。そんななかOGである鈴木さんが登場、3人は謝りつつも「興味しかないです」と話して、4人でのトークが始まる――というものでした。

この「ハロプロを辞めたら興味がなくなる」という発言が、OGに対して失礼なのではないかなどと一部のファンから指摘されているのです。

 

残念ながら、ハロプロを辞めたメンバーに対する興味がなくなってしまうというのは、「ハロプロファンあるある」です。モーニング娘。OG・道重さゆみさんの超ディープなファンである大森さんも、そういった「ハロプロファンあるある」として発言したのかもしれません。

ハロプロを辞めたからといって、そのメンバーの魅力が半減するわけでもないし、何ならハロプロ時代にはなかった魅力が生まれる可能性も高いのだから、「辞めたら興味なくなる」というのは、たしかにもったいない話です。しかし、“ハロー!プロジェクト”という看板が持つ表現し難い引力があまりにも強いがゆえに、現役のハロプロばかりを追ってしまうということでもあるでしょう。そういう意味では「辞めたら興味がなくなる」という発言は、それが適切な表現かどうかは別として、ハロプロの複雑な魅力を象徴するものだったような気もします。

そして、「辞めたら興味なくなる」という強い発言でしっかりと前振りをしたうえで、卒業後も魅力の幅を広げている鈴木愛理さんが登場するというのは、番組の流れとしてはとてもキレイなものだったのも事実。これもまた、ハロプロを知らない人にその魅力を伝えるための効果を持っていたとも考えられるはずです。

バラエティー豊かな楽曲、個性的なメンバー、クオリティーの高い歌とダンス――そういった言葉で表現されることが多いハロー!プロジェクトですが、当然ながらその魅力は単純ではありません。見る人によって感じるものは全く違うし、誰かの意見に共感することが正しいわけでもない。全てのファンがが納得するような形で、ハロプロの魅力を1時間の番組にまとめることなど到底不可能なのです。

 

しかし、無理を承知でそこに挑んだのが今回の『Love music』です。ハロプロのすべてを伝えることはできなかったとしても、58人のメンバー全員がひな壇に座る光景とハロプロファンとして登場した3人による熱のこもったトークに、「何だこれは!」と表現し難い異常さを感じ取った視聴者もいたはず。

そういった視聴者たちはおそらく、ハロプロの異常さが気になってしまい、何がどうなっているのか探求し、そしていつの間にか愛すべき魅力を見つけ出し、最終的には立派なハロプロファンになっていることでしょう。

とにもかくにも、ハロプロファンの間でいろいろと話題になった『Love music』。ただ単に「おもしろかった!」で終わらないのも、ハロプロが複雑怪奇であるがゆえのことです。単純化できない魅力をどこまでも探求し続けられるのが、ハロー!プロジェクトなのです。(文◎大塚ナギサ)

 

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