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【ニコ生復帰】岡田斗司夫=みうらじゅんチルドレン説が浮上|ほぼ週刊 吉田豪

TABLO / 2015年2月2日 21時5分

【ニコ生復帰】岡田斗司夫=みうらじゅんチルドレン説が浮上|ほぼ週刊 吉田豪

 緊急入院していた岡田斗司夫がニコ生を再開。復活一発目の放送で「精神病院に入ってきたんだけど・・・」「閉鎖病棟ってなんだろう?」「まさか自分が薬物依存になるとは・・・」といった話をすると事前に予告してネットニュースにもなっていたのに、『スター・ウォーズ』話だけで時間がなくなって「精神病院の話は、また来週!」と言って終わるというまさかの展開になったわけですが、「なんでいま『スター・ウォーズ』の話なんだよ! 逃げちゃダメだ!」という岡田斗司夫批判にボクが勝手に答えてみます。

 いまちょうど「オタクを襲う"モテの魔の手"」をテーマにした『電波対戦』(05年/太田出版)という本を読んでいるんですけど、これがやけに『スターウォーズ』たとえの多い本なんですよね。つまり、著者の本田透も含めた「萌えオタクは、自らの意志で3次元の恋愛を捨て去ることによって2次元における妄想力を手に入れ、脳内萌えキャラを作り上げる『選ばれし勇士』、いわば『スター・ウォーズ』におけるジェダイの騎士」であり、この本に対談相手として登場する岡田斗司夫は「『この世に愛などないわーっ!('A`)』という現実を悟った結果、シスとなってニンゲン女を食らうという方向に突き進んだ」と定義付けていた、と。岡田斗司夫がフォースという名の妄想力を自分の私利私欲のためだけに使うシスの暗黒卿だと考えると、「愛人はピーク時で80人」「リストは本物だけど、ほとんど妄想です」「君は才能があるから売り出してあげるナンパ」騒動を経たいま非常にしっくりくるわけですよ! そんなダーク・フォースの持ち主が復帰ニコ生のテーマを『スター・ウォーズ』にするのは、至極当然の話だってことです。

 そして、この本でボクの印象に残ったのは、岡田斗司夫のこんな発言でした。

「竹熊(健太郎)さんは珍しく軸足がぶれた人だと思ってるんです。竹熊さんは『モテの魔の手が来ればみんなブレる』って書いてらっしゃるけど、そんなことはないんじゃないかな」「唐沢(俊一)さんも恋愛で仕事が崩れたりしない。竹熊さんの方が例外だと思うな」「やっぱり男は仕事に重きを置いていて、女性との恋愛はどうでもいいと思ってしまうのは、僕がそうだからですね」

 いや、唐沢俊一&岡田斗司夫も思いっきり女性問題でブレまくってたと思うんですけど、岡田斗司夫の場合はセフレ相手なので恋愛じゃないってことみたいだからセーフ!

 あと、「『お互い物書きなんだから分かるよね? 俺は全部書くよ』って(笑)」「僕はそれで思い出すのが、みうらじゅんの『やりにげ』ですね。あれはすごい。よく書けたな。たくさんある著作の1冊としてあれを書いているのがさらにすごい(笑)」って発言で、あのリストを作ったのはみうらじゅんの影響もデカかったんじゃないかって気もしてきた次第です。岡田斗司夫=みうらじゅんチルドレン説!

Written by 吉田豪

Photo by 僕たちは就職しなくてもいいのかもしれない

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