【小向美奈子逮捕】日刊スポーツ、荒井禎雄氏のつぶやきだけで記事配信

　小向美奈子の逮捕騒動で、友人知人の記者達と連絡を取り合っているのだが、そんな中で名のあるメディアとは思えぬ荒業を見せてくれたニュースサイトがある。 nikkansports.comだ。

　日刊スポーツには私の連絡先を知っている人間がいるはずなのだが、ネットメディアならではのスピード勝負を仕掛けたかったのか、よりによって私のツイートだけで記事を組み立てるという手法を見せてくれたのである。記事の内容の殆どが私のツイートなので、堂々と引用して差し上げる。

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『小向容疑者前夜ニコ生出演　共演者も驚き』

（nikkansports.comより）

　覚せい剤取締法違反（所持）の疑いで現行犯逮捕されたタレント小向美奈子容疑者（２９）は、逮捕前日の５日夜、都内で収録が行われた「ニコニコ生放送」の番組「小向美奈子＆ティロ・フィナーレ加川のなんでも凸待ち！　ｖｓリスナー対決！　♯５」に出演していた。帰宅後、現行犯逮捕されたとみられる。番組で共演していたライターの荒井禎雄氏は、この事実を知り、ツイッターで「昨晩ニコ生をやってた相手がシャブでパクられたなう」とつづった。

　荒井氏はさらに「小向さん、昨晩は特に変わった点もなかったし、普通に落ち着いてたし、むしろティロフィナーレの方が不審者だと思うのだが、ちょっと驚いた」。その上で、小向の近況についても記した。

「それにしても近頃の小向さんに妙なそぶりはなかったし、目付きも話し方もマトモだったし、肉付きもおよろしかったし、シャブ中の特徴は見られなかったんだよなあ。臭いは女性って香水付けるからよほど疑って嗅がないと分からんし。まだ捜査中なので所持が確定しただけだが、驚いたというのが正直なところ」

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　小向が主のはずなのに、これでは主は荒井禎雄さんである。 ついでに言うと、記事中に 「ライターの荒井さん」 と書いているのだから、せめTwitterでもいいから話し掛けてくれればいいんじゃないでしょうか。 そうしたらもう少しマトモな日本語で状況を説明しましたし、この程度の分量ならばパッパと書いて送ってギャラなんか請求しませんて。

　という訳で、スピード勝負に賭けた日刊スポーツさん（のWEB担当者） により、私は 「パクられたなう」 なんてマヌケな発言を世間に伝え広められてしまった訳であり、羞恥プレイとして悪くなかったです。 本来ならば怒るところなのでしょうが、個人的に "面白い" と感じてしまったので、ネタとして楽しませていただきます。 自身の逮捕が笑いに変われば、小向さんも少しは救われるかもしれないし。

Written by 荒井禎雄

Photo by いっぱい、ゴメンネ。