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「筆談ホステス」が突然の出馬へ...背後には気になる人物が

TABLO / 2015年2月27日 18時5分

「筆談ホステス」が突然の出馬へ...背後には気になる人物が

「筆談ホステス」として名を馳せ、銀座でナンバー1になったことがある斉藤りえ氏が政界へ挑戦する。4月26日に行われる東京・北区議選に、日本を元気にする会から立候補することが決まった。

 1歳の時に病気で聴覚を失った斎藤氏。25日に国会内で行われた会見では、スケッチブックに「バリアフリー社会」「女性の社会進出」「子育て・少子問題」を掲げた。子どももいる斎藤氏には、是非頑張ってもらいたい。

 と思うのだが、懸念もある。その背後にいるのが松田公太氏。なんだか2年前の参院選のデジャブ感が満載なのよねえ......。

 あの時、松田氏が所属していたみんなの党は、東京都選挙区で桐島ローランド氏を擁立した。みなさんは覚えていますか、みんなの党。党首は政界きっての恐妻家として超有名だった(当時)渡辺喜美っていう人だったのですよ!

 ローランド氏を政界に誘ったのが松田氏で、なんでも2人は「10年来の飲み友達」とか。もっとも2年前の話だから、今は「12年来の飲み友達」というべきか。すみません、くだらないところで細かくて。

 この時、とりあえず取材した私。そりゃするでしょ! 若い時のローランド氏は、そりゃカッコ良かった。そして40歳を過ぎた今でも十分カッコ良い......。だけどすごかったわ、見た目と実際と落差があったわ。だってローランド氏、しゃべれなかったの......。

 正確にいえば、国会議員になって何をやりたいのかが伝わってこなかった。「日本の駅はみな同じだ」と言っているのを聞いたけど、そうかなあ。私の故郷の駅なんて、風景も含めてひとつひとつが全部違う。

 だけどローランド氏が言ったことで、ひとつだけはっきりとわかったことがあった。それは、「リーマンショック以来、僕たちクリエーターは仕事がなくなったんです」という言葉だった。

 そうなのよ! 本音は職がほしいのよ! 国会議員になれば、月額129万4000円(2014年5月から)の歳費がもらえる。北区議だって、月額61万円が支給される。でも有権者はちゃんと見ている、それにみあったお仕事をしているかどうかを。

 ということで日本を元気にする会が「筆談ホステス」として知名度のある斉藤氏を擁立し、自分たちが元気になろうという意図はミエミエなのだが、斉藤氏にはそんな意図も疑惑を吹き飛ばすくらいの勢いで選挙を闘ってほしい。その時は私、取材に行きます!

Written by 安積明子

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