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愛知県警巡査部長の「小学生女児強要未遂事件」が児童ポルノ禁止法に落とした闇

TABLO / 2015年6月24日 19時0分

愛知県警巡査部長の「小学生女児強要未遂事件」が児童ポルノ禁止法に落とした闇

 女子小学生に対して「会わないとお前のわいせつ画像をばら撒く」と強要したとして逮捕された愛知県警緑署地域課巡査部長・鈴木一史容疑者(32才) が、処分保留で釈放された。

 事件のあらましは、カカオトークで知り合った小学生にわいせつ画像約10枚を送らせ、LINEに脅迫メッセージを送りつけたというもの。当初は容疑を否認していたが、後に事実と認めた。しかし被害者との間で示談が成立しているとして、地検は釈放の理由も明らかにせず処分保留で釈放とした。今後も任意で捜査は続けると発表しているが、おそらく\何も期待できないだろう。

●警察は法という強烈な武器を得た日本最凶の暴力団か?

 さて、この事件でもまた警察による露骨な身内庇いが行われた訳だが、それ以上に何か疑問を感じないだろうか。実はこの事件に『改正・児童ポルノ法』が適用されていないのだ。児ポ法の建前を考えるならば、これは単なる強要未遂事件ではなく、立派な児童ポルノ法違反ではないのか。もしこれが許されるならば、そして判例として残ってしまうというならば、子供を言いくるめてわいせつな画像を送らせ、それを元に脅かすといった犯罪は「児童ポルノ法に抵触しない」という事になる。 その反面で、単なるamazon商品の配達員が児ポ幇助の疑いで逮捕されている現実をどう考えれば良いのだろうか。

 この国では法律も憲法も、権力者の都合によっていかようにも解釈され、また行使される、非常に不平等かつ中世的な存在と化してしまっている。もはや警察は法の番人などではなく、法という強烈な武器を得た日本最凶の暴力団とでも呼ぶべきだろう。以前から警察を指して"桜田組"と呼ぶひとがいたが、それがシャレでは済まない状況まで来ている。

 警察が法を守ろうとしないのだから、今後どのような凶悪犯罪が起きても仕方ないというもの。もし子供を犯したいと考えている性犯罪者予備軍がいたら、今から試験を受けて交番のお巡りさんでも目指してみてはいかがだろう。大卒程度の学歴があれば30才くらいまで試験を受けられるので、頑張ってみる価値はあるかもしれない。上手いこと警察官になれればしめたもの。子供を犯しても、職は失うかもしれないが、思いを遂げた後に神妙にしていれば、刑務所に入ることもなく手打ちにして貰えるらしい。これが今の日本で最も安全な 「子供の犯し方」 である。

Written by 荒井禎雄

Photo by Georgie Pauwels

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