民主党が公募する「反骨のエキスパート」候補の笑えない裏面史
TABLO / 2015年7月9日 18時0分

民主党が「反骨のエキスパート」を募集していますね。7月3日から8月31日まで行っている「第二次公募」ですよ。ただし以下の「条件」があるようです。「休みがなくなる」「批判にさらされる」「からだはきつい」「収入は減る」「当選の保証なし」「しかも民主党だ」「それでも日本を救う気概があるなら、ぜひ応募を」と民主党は言っていますが、「しかも民主党だ」は自虐ネタとして、このうちの「当選の保証なし」を見て噴き出しましたわ。
というのも過去に落選した泡沫候補で、「落選するとは聞いていない!」と当時の執行部に文句をたれて、生活の保証を請求したのがいたらしいんですよ! でもね、そもそも彼女が当選する可能性はゼロだったんですよ。だって与えられた選挙区は自民党王国ど真ん中。3世の現職が堅固な後援会組織に守られ、圧倒的な強さを誇っていましたから。
地盤も看板もカバンもない彼女がそこに候補に擁立されたこと自体、「小選挙区での当選は期待せず、比例区の票をなるべく多く獲得する」という党の方針がミエミエなんですよ。というか、擁立された本人も自分の役割に気づくべきですよ、まあ頭が悪くなければですけど。
などと言いましたが、実はワタシ、本人に直接会ったことがありまして......。いやもう第一印象からビックラこきました! だっていまどき、まぶたの上に青いアイシャドーですよ! しかもライン遣いでもなく綺麗にぼかしもせず、真夏でもないのにシルバーのラメがキラキラの青いシャドーですよ!
そして「ワタシ、キレイでしょ!」とアピールするように目をぱちぱちさせていた彼女の口から出た第一声が、「どうやって仕事をとっているんですか」だったんですよ! 初対面でいきなりおカネの話ですよ! しかも、公認候補として出馬したくせに、「思いやり予算? それって何ですか?」と平然と言ったんですよ! まあ「それってオイシイの?」と聞かなかっただけマシか......。いや、同じだ......。
なので、彼女が出馬した時にどんな選挙を展開していたのかについて県連関係者に聞いてみたんです。そうしたら、「ああ、アレね。あーでね、こーでね(具体的内容は略)。無知なくせしてあんまりエラそうなので総スカンになった。『もう二度とうちに来るな!』とみんなが言っている」とのこと。ああ、やっぱり......。
ですからこの「当選の保証なし」という要件は、民主党の「裏面史」を知るワタシとって、あの彼女に「バカは二度と応募してくるな!!」と拒否っているように見えたんですよ(笑)。
Written by 安積明子
Photo by 民主党HPより
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
羽田雄一郎・元国交相の後援会、月内にも後継候補の擁立目指す
読売新聞 / 2021年1月17日 17時26分
-
NY市長選、起業家ヤン氏出馬表明=大統領選で民主指名争い有名に
時事通信 / 2021年1月15日 14時41分
-
政治評論家・野上忠興氏が衆院選を大予測「自民42議席減で菅首相は退陣」
日刊ゲンダイDIGITAL / 2021年1月11日 9時26分
-
2021年総選挙予測 自民公明の大物苦戦で「自公協力」に亀裂も
NEWSポストセブン / 2021年1月5日 16時5分
-
女性の自殺は8割増、男女平等を主張する連中は命懸けで戦ってるのか?/倉山満
日刊SPA! / 2020年12月21日 8時30分
ランキング
-
1マスクから鼻出し受験、注意6回従わず全科目「無効」に…共通テスト終了
読売新聞 / 2021年1月17日 22時33分
-
2愛知の高齢者、モーニングでの感染ケース多数…複数人で会食
読売新聞 / 2021年1月17日 17時40分
-
3自宅で入院待ちのコロナ患者死亡、非公表理由は「警察の検視対象、遺族希望せず」 京都知事
京都新聞 / 2021年1月17日 20時0分
-
4コロナで増加する家賃滞納や入居者の自殺、若い女性たちの声に出せない「悲鳴」
週刊女性PRIME / 2021年1月17日 20時0分
-
5青森・大間町長に野崎氏が初当選 原発是非、争点とならず
共同通信 / 2021年1月17日 22時19分