炎上案件!? 実写版『進撃の巨人』を観にいってみた|ほぼ週刊吉田豪
TABLO / 2015年7月29日 12時0分
![炎上案件!? 実写版『進撃の巨人』を観にいってみた|ほぼ週刊吉田豪](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/knuckles/knuckles_2022_0-small.jpg)
脚本を担当した町山智浩さん直々に「この映画は炎上案件だから豪ちゃんも絶対に観たほうがいいよ!」と誘われたから、実写版『進撃の巨人』の試写会に行ってきました!
予告編の時点で「この改変は許せない!」と原作ファンの方々がえらい勢いで怒っていたわけなんですけど、様々な事情(日本人が演じる以上、あからさまな外人名のキャラを出すと不自然になるから、一番人気のリヴァイ曹長も含めて主要キャラが大量に消え去った、など)を踏まえて考えると、かなり健闘していたんじゃないかと思います。
評論家という本来なら語る側の人間がコンテンツを作る側に回ると世間ではとかく批判されがちなわけで。ボクも『紙のプロレス』という雑誌の上司がK-1やハッスルの運営側に回って大火傷したり、アイドルライターだった知人がアイドルをプロデュースする側に回って大火傷したりするのを見てきたから、自分は絶対に作る側には回らず語る側であり続けようと思ったわけなんですが、そんな立場で、なおかつ絶対に映画化不可能と言われていた作品の脚本に挑んだ町山さんが「この映画は、絶対に勝ち目のない戦いに挑む話なんだから、作る側もそうじゃなきゃおかしいじゃないですか!」「それをまた『どうせ失敗する』とか言って、人が命がけで戦っているのを冷笑して自分は何にもしない人たちもいますけども、それはたしかに安全だけども勝つ確率はゼロだから!」「巨人とか壁に挑むやつを笑うな!」と自分で言っていたことにも爆笑。「お前はエレンじゃない!」って、またもや原作ファンの方々が怒り出しかねないよ!
そして、映画『シベリア超特急』を作っても「評論家なのに!」的な批判をほとんどされなかった水野晴郎先生は本当にすごいと改めて思いました。まあ、それは評論家としてそれほど評価されてなかった&映画自体がとんでもなさすごてそっちの話題に集中したってだけなんだろうけどなー。
Written by 吉田豪
Photo by 記憶 mind
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