大不況目前の今だから備えよう! 「つみたてNISA」を徹底解説 iDeCoと勘違いしているビギナーも必見です
TABLO / 2020年3月28日 14時48分
画像はイメージです
コロナウイルスの影響が拡大するなか、世界の金融市場が大混乱しています。そのあおりを受けて民間企業の業績も悪化の一途をたどっていて大混乱の真っただ中。そして、務めていた会社が倒産したり、無給で自宅待機を命じられたり、給料やボーナスがカットされたりと、庶民にとってもフトコロが厳しい状況が続きそうです。
そんな状況に置かれてみると、やはり「蓄え」の大切さが身に沁みます。とはいえ、銀行預金は微々たるものだから、コツコツと貯めても心許ないのは変わらない。そうお考えの人なら「つみたてNISA」を検討してみるのがオススメ。普通の株式投資や仮想通貨よりも低リスクなので、投資初心者でも手を出しやすいんです。
そこで今回は「つみたてNISA」についてリサーチ。まず最初は「つみたてNISAを始めるにあたっての準備編」を、次回は「つみたてNISAの利用方法」という二部構成でお届けしたいと思います。
参考記事:2020年度税制改正大綱が公表 今さら誰にも聞けない「iDeCo」(確定拠出年金)について詳しく解説 | TABLO
まず、今回は「NISA(少額投資非課税制度)」について押さえましょう。同制度は「毎年一定金額の範囲内で、購入した金融商品の運用益が非課税になる」という制度です。従来の投資では運用益に対して「20.315%」の税金がかかっていましたが、NISAで購入した分は税金が発生しません。もっと具体的に言うと以下のようなイメージです。
[株式や投資信託で100万円儲かった場合]
・一般的な投資の場合…税金は「20万3150円」
・NISAの場合…税金は「0円」
どう考えてもお得ですが、ただし投資という行為なので損失リスクがあることは押さえておきたいところです。
また、「NISA」には「つみたてNISA」と「一般NISA」の2種類があり、利用する場合はどちらかを選択することになります(併用は不可)。そのため、2つのNISAがどう違うのかも知っておくのがベストです。ちなみに0~19歳までを対象にした「ジュニアNISA」もありますが、ここでは割愛します。
「つみたてNISA」と「一般NISA」の比較で押さえておきたいポイントは以下になります。
①「非課税投資枠」と「非課税期間」
つみたてNISAは年間の非課税投資枠は40万円と少なく、非課税期間が20年と長くなっています。一般NISAは年間の非課税投資枠が120万円で、非課税期間は5年間です。
②[投資方法]
つみたてNISAは年間最大40万円の範囲内で、指定した商品を指定した額で購入していく積立スタイルです。一般NISAは年間最大120万円の範囲内で、好きな商品を好きなタイミングで売買するスタイルとなります。
③[投資できる商品]
つみたてNISAは金融庁が定める厳しい基準をクリアした一部の投資信託やETFだけしか購入できません。一方、一般NISAは株式や投資信託など、幅広い商品を売買することができます。
関連記事:ノーリスクで稼げる“副業”はこれ一択! 自宅にいながら、誰にも会わず、コツコツやれる忍耐力さえあれば、やらない手は無い | TABLO
つまり、つみたてNISAは一般NISAと比べるとローリスクなんです。まず、年間投資上限が40万円の積立投資ということは、最大でも毎月33333円までしか投資できないわけで、この範囲なら支出として許容できるというご家庭は多いのではないでしょうか。また、購入する商品も金融庁が定める「長期投資向き」という条件を満たしたものなので、投資知識の少ないビギナーでも一般NISAより安心感があります。そのほかにも、金融機関によって投資する金額は自由に変えられますし、出金も好きなときに行えるので、自分のペースで投資しやすいというのもメリットです。
NISA制度のなかでも、とくに投資初心者にこそ利用して欲しいのが「つみたてNISA」です。次回は実際に「つみたてNISA」を利用するための具体的な知識やテクニックをご紹介します。(取材・文◎百園雷太)
次回「つみたてNISAの利用方法」に続きます
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