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【続報】山口組分裂騒動、極東会会長引退で東京にも波紋か

TABLO / 2015年9月4日 12時15分

【続報】山口組分裂騒動、極東会会長引退で東京にも波紋か

 山口組の分裂が表面に出て、その際第一次情報として、直系15団体が六代目山口組から抜けて、新たに発足する神戸山口組側に流れる、と前回にお伝えした。だが、蓋を開けて見ると、実際に処分を受けた、処分、脱退したと思われる組織は13組織であった。その点は流動的と報じているのでご容赦願いたい。

 ではなぜ処分、脱退する組織が変化したのか? それはお互い地下での工作活動が激しく、現在も続いているからである。

「どこの組織が抜けて、新たに発足する神戸山口組に参加」や「六代目山口組に残り、神戸山口組に参加しない」等、新たな情報は毎日出ている。

 その中でも2日激震が走った。日本で最大のテキヤ組織であり、指定暴力団の極東会の会長である、松山会長の引退が公になり、跡目も決まった。

 これは果たしてどの様な影響があるのであろうか? 極東会の動きは実は数年前から噂は上がっていた。切り崩されて、某組織に行くのではないか、とかの噂である。

 しかし、テキヤの縄張りは庭場と言い、博徒の縄張りとは全く違う意味合いを持つ。その為に、同じ地域を地盤とする博徒の組織との兼ね合いもあり、その動きは注目されてはいた。また、松山元会長の存在が大きい為に、動きたくても動けなかったのが現状である。

 個人的には各組織の人間と盃を交わす等、その付き合いは全国である。元々テキヤ組織は全国を移動する為に、兄弟分は多い。しかし、今回はその流れに沿うのであろうか?

 ここで、現在の六代目山口組、神戸山口組の状況を分かる限り説明をしたい。六代目山口組は、親戚組織、後見人、見届け人を務めた組織への引き締め、神戸山口組は傘下組織の縁組関係を主に、水面下で動いている。絶縁、破門状が出た後のお互いの動きは絶縁、破門状の出た後の動きの為に、水面下の動きが表に出れば潰されるのを恐れ、その動きはかなり慎重である。

 また、一部マスコミがかなり激しく抗争事件が起こる等、煽った報道をしているが、枝の小競り合いが当然起こり得るが、過去の山一抗争とは全く違う。抗争があるのであれば、既に音は鳴っている(拳銃の音。抗争を意味する)はずである。それは時代背景を考えれば一目瞭然だ。抗争を起こせば生き残れないのが分かっているからである。菅官房長官も異例の声明を発表したほどに、今の時代は暴力団に対して厳しい。一連の工藤會の取り締まりの一件を見ても明らかであろう。

 今日はこの様な状況でも明日には変わっている。それが現状である。各組織は緊急執行部会、幹部会などを招集して、引き締めにかかっている。しかし、両組織から声が掛かっている事は間違いない情報である。また、ネットで様々な情報が出ているが、これらの情報は一部マスコミ関係者以外虚報である。それを信じるような週刊誌もあるが、自重される事を付け加えておく。

Writing by 西郷正興

Photo by osamukaneko

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