【実録・乱交掲示板】交際女性を乱交パーティーに利用する悪い奴ら
TABLO / 2015年10月14日 17時0分
![【実録・乱交掲示板】交際女性を乱交パーティーに利用する悪い奴ら](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/knuckles/knuckles_2079_0-small.jpg)
乱交パーティや露出狂など性癖をテーマにした掲示板がある。個人の趣味として楽しみ程度なら問題にならないが、ときに刑事事件に発展することがある。警視庁は千葉県船橋市の団体職員(55)を売春防止法違反(管理売春)容疑で逮捕した。男は、交際していた女性に「他の男に寝取られるのを見るのが好き」とお願いし、女性は2年間で150人余りの男性と一回1万円で関係を持っていた。
●買春客から得たお金は男が独り占め
東京スポーツ(6月11日付)が報じたところによると、直接の逮捕容疑は、4月29日、女性を栃木県内のホテルに連れ出した。男性客2人を呼び、売春させ、2万円を受け取った疑い。男は容疑の一部を否認している。男は2012年から女性と交際が始まった。自宅近くのマンションを借りて女性を待機させて、客が決まると、ホテルなどで売春させていた。料金は一回1万円。客から得たお金は男が独り占めしていた。
似たような"事件"は今でも起こっている。乱交パーティーに参加していたオカジマ(仮名)という男がいた。しかし、パーティーの主催者が「必要以上に参加費を取っている」と感じたため、自ら主催するようになった。そんな中で、LINEでヨネモト(仮名)という女性と出会い、交際することになった。
ヨネモトは性癖としてはドM。LINEのやりとりからオカジマをSだと感じたようだ。「オカジマが私に近づいてきたのはそのせい」とヨネモトはいう。交際がスタートしyたが、以前も、SM関係となり、同棲経験もあるヨネモトは「なんか、おかしい」と思うようになった。「本当のSは、激しいプレイをした後に、体をいたわってくれる。オカジマは何もしない」。そのことを指摘すると、口ケンカになったことがある。すると、オカジマは、
「肉便器がそんな文句を言うな」
と突っぱねてきた。そんなケンカをしながらも、なぜか「肉便器」として扱われると何も言えなくなった。あるサイトでオカジマは乱交パーティーを頻繁に主催するようになる。Sとしての性癖がプロフィールに書かれているが、実は乱暴なだけでノーマル。オーラルセックスどころか、キスもしない。寝取られでも、Sでもないようだ。
しかし、書き込みを見て集まってくる男たちには、「実は肉便器がいるから」と、ヨネモトを差し出すといったことを繰り返した。ヨネモトには報酬はない。あるとき、オカジマはこんなことを口にする。
「肉便器なら肉便器らしくしろ。普段から精進しろ。どこでもいいからネットで知り合って、男とやってこい。100人を超えたら褒めてやる」
最初は「100人を超えたら名誉ではないか」と思ってしまうほど、"洗脳"されていた。結局はそんな人数出会えなかった。ただ、そこで本物のドS男、ワキヤ(仮名)に出会う。縄さばきがうまく、ヨネモトは縄に酔いしれた。いわゆる縄酔いだ。そして、ヨネモトはワキヤを乱交パーティーに誘った。
オカジマ主催の乱交パーティーが横浜の高級ホテルで開かれた。特に最上階にレストランがあれば、どんな人がエレベーターに乗っていても怪しまれない。ワキヤも会場に現れた。ヨネモトは参加した複数の男性に輪姦されていた。
後日、ワキヤから連絡があり、「これは趣味の領域ではない。売春を斡旋させられているだけ。お金稼ぎの道具になっている。早くここから逃げなさい」と言われたという。ヨネモトは頭の中に疑問が浮かんだ。不特定の相手に金銭を介した性行為をしているということで売春になるのではないか。オカジマを売春斡旋として立件できるのではないか......。
しかし、警察に連絡を取っても、具体的な証拠を提示することができない。これまでのやりとりを全て提示することが求められる。その場合、ヨネモトがその事件に協力することになるが、そんな時間はない。そのため、オカジマの行動をマークしてこれから証拠を集めることになった。
すぐに立件はできないと悟ったワキヤは「警察に行っても、オカジマをどうにかするのは難しそうだ。だから、ヨネモトさん、全てを忘れて。サイトもみないで」と言うしかなかった。ヨネモトも忘れようと、サイトから離れていた。
そんなヨネモトが今回の被害体験を口にし始めたのは理由がある。オカジマの知人らを集めたLINEのグループがあるが、そのグループの女性タグチ(仮名)が自殺を図って、入院中ということがわかった。タグチは生活が苦しいために、オカジマが集めたお金の、収益の一部を要求していた。そのため、タグチは利益の半分を報酬としてもらっていた。「金銭的に余裕がないタグチさんとの間に、トラブルがあったんじゃないか」とヨネモトは思っている。
個人の趣味の範囲ではないか?と思ってしまうこともあるが、オカジマだげ儲かる仕組みを作っていた。それも、周囲が口を出すと、理不尽に怒り出す。こうしたことを繰り返していたために、ヨネモトは考えることをやめてしまった。そんな中で被害体験を繰り返してしまったのだ。しかし、ワキヤの存在によって目が覚めた。
自殺を図ったタグチとオカジマとの関係がどうなっているのかはわからない。しかし、自殺まで追い込まれてしまう何かがあったとすれば、オカジマの被害者ではないかと思えなくもない。
冒頭の記事の中の、交際女性も、こうして考えることをやめていたのかもしれない。楽しむことがメインであれば参加者間でトラブルは起きない。しかし、一人だけが儲かる仕組みでは性的搾取だと言わざるを得ない。
Written by 渋井哲也
Photo by damonjah
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