戸籍謄本、クレカ...偽造業者の「偽造モノの値段表」を極秘入手した!

TABLO / 2015年10月21日 17時22分

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 ある人間から珍しい文書が手に入った。それは身分証偽造業者による「値段表」だ。裏社会上で彼らは「代書屋」と呼ばれている。これらの業者は一体何を作成してくれるのか? その文書に記載してあるメニューと料金をいくつか上げてみよう。

◇◇◇

・戸籍謄本(抄本も可) 20万円
・戸籍謄本(実在名義の本物) 50万円
・卒業証明書 20万円
・成績証明書 20万円
・英検証明書 20万円
・病院診断書 20万円
・パスポート 100万円
・VISAカード 50万円
・住民票 20万円
・印鑑証明 20万円
・印鑑複製 20万円
・印影から印鑑本体製作 20万円
・住民基本台帳カード 12万円
・学生証 12万円
・社員証 12万円
・給料明細 20万円
・源泉徴収票 10万円
・所得証明書 20万円
・納税証明書 20万円
・通帳取引明細証明書  20万円
・公共料金振込票 12万円
・運転記録証明 20万円
・実在免許証 20万円
・国際免許証 10万円
・卒業証書(学位記) 20万円
・確定申告書 20万円
・タスポ 10万円
・保険証 12万円
・架空免許証 10万円
・ネットバンク 5万円

◇◇◇

 また、その文書にはこうも付け加えてある。

≪都市銀行、地方銀行、通帳、キャッシュカード、印鑑、口座開設時の身分証明書のコピーの4点セット。勿論、暗証番号のメモも添付。ATMにおける1日あたりの取引限度額200万円に設定済み。口座はいずれも男性名義or女性名義を選択可能です。
・女性名義プラス5,000円
・銀行口座・ゆうちょ銀行 に於きましての、ネット&モバイル付き口座は、プラス5,000円。
いずれの口座も、名義指定(屋号・法人名義可)での作製は、プラス20,000円で承ります。≫

 これらはほんの一部である。値段は各業者の違いは当然ある。果たしてどんな宣伝文句で売られているのか?

≪借金に追われている方、本名で生きて行けなくなった方、年齢を追変更して夜の仕事をしたい方、偽名で中古品を売買したい方、偽名でアパートを......。就職活動中だが、学歴が低くて、なかなか採用できない方等......≫

 他業者のホーページにはこのような宣伝文句も記されていた。

「昨今のサブプライムローン破綻から始まった世界的な大不況。サラリーマンも自営業者も年金生活者もフリーターもみんな不況の影響をこうむります。つらい世の中です。だからこそ、サイドビジネスを始めようという方が増えていますよ。しかし、経費は少なくしたい、というわけです。当店のような裏物商品の需要が高まってきたわけでございます。そんなお客様のニーズにできるだけ応える覚悟で裏物商品を、格安プライスでお届けいたします。

やり取りはメールで行うことになりますが、ご了承下さい。これは、アングラビジネスゆえのマイナス面ですが、匿名性はとっても重要ですので、こうさせていただいております。お客様にとっても安心・安全が大事ですよね」

 いかがだろうか。突っ込み所満載の文章である。卒業証明書はご丁寧に日本全国の有名大学が出来るらしい。本来だったら、そのホームページの写真を見せたい位だが、読者の方が被害者にならない為にそれは控える。

 ほかの偽造業者はYahooのプレミアムID、飛ばし携帯等、偽造モノ全てを網羅している、と言っていい位である。そして、注意しなくてはいけないのは、先に書いた様に、これらの業者が作ったモノであろう、被害者掲示板なるものが存在している。

 そこには、「あそこは詐欺だけどこのサイトは本物」とか購買意欲を煽る書き込みが目立つのだ。今はネット銀行が数多くある。そのメリットは銀行に行かなくても口座が作れる、と言う便利さが受けている。そして、この様な詐欺師の振込先の殆どがネット銀行である。一般の銀行の振込先も稀にあるが、それらに振り込んだ所で金を搾取されるのが落ちである。それは同時に被害届も出せない事を見越しての事だ。

 また、当然のようにこれら業者の日本語はなぜか怪しい。素人がうかつに手を出すと、思わぬ大やけどをする可能性が高い。この様な危ないビジネスには気をつけていただきたい。

Writing by 西郷正興

Photo by K-SAKI(コラージュ)

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