【ドーピング疑惑】ロシア、困ったときはプーチンが裸になる説が浮上｜プチ鹿島の『余計な下世話！』

　ロシアの国ぐるみのドーピング疑惑。国際陸連は13日に開いた臨時理事会で、組織的なドーピングが報告されたロシア陸連に暫定資格停止処分を科した。大事件である。プーチン大統領は「ドーピングは個人の問題で、罪のない者が他人の責任を取らされてはならない」とコメント（11月13日・日本経済新聞）したが、かなり劣勢である。こうなると私は思ってしまうのだ。「そろそろプーチンが脱ぐのではないか？」と。

　プーチンは定期的に裸になったり、肉体を誇示する。ここではその意味を考えていきたい。CNNは昨年、プーチンが空手８段の段位を授与されたという話題でこんなことを書いた。

《格闘技への関心に加え、プーチン氏の「タフガイ」ぶりを伝える逸話はこの他にも多い。ロシアのメディアでは、シャツを着ずに馬に乗って筋肉質の肉体をさらけだしたり、麻酔で眠っている野生のトラのそばにいる写真などを公表している。》（2014年11月23日・CNN ）

　裸のプーチン。「シャツを着ずに馬に乗って筋肉質の肉体をさらけだした」のはウクライナとの天然ガス紛争が真っ盛りの頃。強さをアピールしたいプーチンは「脱いだ」のだ。国民を安心させるために。

　そして今年の夏には、メドベージェフ首相との「筋トレ」の様子を披露した映像が話題になった。Tシャツ姿のプーチンがメドベージェフ首相とトレーニングに励む。トップ2人がマッチョさをアピールする映像だった。そのあと2人は肉を焼き、テラスで朝食を取る姿も公開。狙いは何か？

 《ロシア経済は、このところ原油価格の下落などで振るいません。映像の公開は、休暇中も執務に励む「強い指導者」をアピールし、ロシア国民の不満を和らげる思惑もあるとみられます。》（8月31日・テレ朝ニュース）

　経済危機のときは筋トレを公開した。そして今回の国ぐるみドーピング問題である。国際的にツッコまれてロシア国民の不満はたまっているはず。国内向けにどう振る舞うのか。

　そろそろ「裸のプーチン」がきそうではないか。プーチン、困ったときは裸になる説を言っておきたい。必ず脱ぎます。

Written by プチ鹿島

Photo by Youtubeより

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プチ鹿島●時事芸人。オフィス北野所属。◆TBSラジオ「東京ポッド許可局」◆TBSラジオ「荒川強啓ディ・キャッチ！」◆YBSラジオ「はみだし　しゃべくりラジオキックス」◆NHKラジオ第一「午後のまりやーじゅ」◆書籍「うそ社説 2～時事芸人～」◆WEB本の雑誌メルマガ ◆連載コラム「宝島」「東スポWeb」「KAMINOGE」「映画野郎」「CIRCUS MAX 」