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いよいよ安倍政権肝いりの「マスク2枚」が配布開始 それでも不安は解消されない マスク通販業者に取材「粗利は2割ぐらいです」

TABLO / 2020年4月17日 15時57分

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とこにもマスクは販売していない状態(写真・編集部)。

 

「セールスの電話って嫌がられるじゃないですか。でも、お客様から『ありがとう』って感謝されるんです。今までの仕事と全然違います」

と語るのは、マスクの通販事業を始めたM氏。FAXを使ったDMを一万五千軒の病院、福祉施設、介護施設に送った後に、固定電話で架電して「マスク入荷のご案内をFAXいたしましたが、ご覧になって頂けましたか」と全フォローするという。


50枚入りのマスク一箱が約4000円。毎日1000箱は売れるという。「一日の売上が400万円とはいえ、送料、仕入れ代等が約8割を占めます。残った2割から、人件費や運営経費を引いたらほとんど残らないです」(M氏)

マスクを購入するために開店前から並ぶ老人、ようやく政府がマスクを配布することが決まったとはいえ、一世帯に2枚。マスクに飢えた国民の役に立てないかと思っていたM氏に知人筋の中国人経営者からマスクを仕入れないかとの話が来た。

商品を確認して、三層構造で高性能なことは分かったものの、数万枚単位で前払いで仕入れるという商慣習に従わないといけない。定期的に入荷できるラインも魅力だったので、経営者仲間と数人で事業提携して、マスクの通販を始めた。

 

参考記事:報ステ・富川アナがコロナ感染 スタッフは彼の体調不良を全員認識していた!? “外部スタッフからの感染”が濃厚と関係者が証言 | TABLO

 

「コロナに感染しない、感染させないをモットーに事業を始めた当人が、コロナになったらシャレになりません。三密対策はしっかりとしています。役割分担をして、各自の事務所、自宅を用途によって使い分けて、リモートワークで分散しています。僕は入金確認と事業運営管理。手が痛くなるし、目が疲れますが(笑)」(M氏)。

発注しても、いつまで経っても届かない詐欺まがいの悪徳マスク業者が跋扈したAmazon、ヤフオク等では、審査が厳しくなって新規出店が難しくなっているのもM氏の悩みだ。悪質な中国産製品とは違うことをM氏は訴えている。

「今回のコロナウィルス感染拡大で各国が困っているところに、中国のマスク工場が緊急生産した商品。近年、中国は世界のマスク工場になっていたのです。日本にマスクのパーツの多くは中国で作られています。耳につけるゴムを日本でつけたりとか。50枚1パックの中に収めたりとかいう形でメイドインジャパンになっているのです。ですから、中国産ということで心配することはありません」

M氏のような事業者の尽力でマスク不足の状況が少しでも改善されていけば良いのだが。(文◎花苑スープ)

 

あわせて読む:ヤクザにコロナ感染者増加 手洗いうがい、事務所の入り口には消毒液 なければ土砂で代用 でも「コロナには勝てません」 | TABLO

 

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