「私が出ることが絶対条件!」 小池都知事が『違法CM』!? コロナ終息後は日本史上初の女性総理を本格的に視野に入れている!?
TABLO / 2020年4月17日 17時21分
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画像はイメージです
4月16日発売の『週刊文春』がこんな記事を掲載しました。
『小池百合子 血税9億円CM 条件は「私の出演」』
<東京都では、4月8日、緊急事態宣言に伴い、都の予備費を使用してコロナ対策を行うと発表した。(中略)「Web広告の拡充」に7000万円、「テレビ、ラジオCM枠の確保・CM制作」に5億6000万円、「新聞広告」に2億3800万円。つまり、CMなどの宣伝広告に約9億円の予算が組まれたことが分かる>
「そんな大金をCMに使っている場合か?」
「あれだけ番組に出演してれば必要ないでしょ」
この記事を読んだ感想がネットやSNSに流れていますが、いったいどんなCMなのでしょうか?
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まもなく「違法」に……
<東京都知事の小池百合子です>で始まるCMを見ない日はない…と、『週刊文春』は報じていますが、おそらく東京都民以外は見たことがないでしょう。
小池都知事自らCMに出演しているのです。
このCMに効果があるかないかはともかく、血税が投じられたこと以上に、非常にマズい問題を抱えているようです。
『週刊文春』の取材で“民放キー局の社員”がこう答えています。
「6月告示の都知事選を控えて、出馬が確実と見られる小池氏を前面に打ち出しているこの政見放送のようなCMは、不偏不党を掲げるテレビ局にとっては由々しき事態なのです。民放連の放送基準第12条にも『選挙事前運動の疑いがあるものは取り扱わない』と定められている。このため、一部の局が、都知事選の告示まで残り2カ月となる4月18日以降の放送について難色を示しました」
だとすれば、4月18日以降は「違法CM」ということになります。
しかも、<テレビ局側は、小池氏が出演しないCMの制作を打診。だが、東京都はそれを頑なに認めようとしない>という状況のようです。
『週刊文春』の取材に対して東京都は「難色を示した事実は一切ない」と書面で答えたようですが、いずれにせよ、この極めて違法性が疑われるCMは今後も流れ続けるのでしょう。
では、なぜ小池都知事はそこまで自分の出演にこだわるのでしょうか。
参考記事:<吉村寝ろ><井戸起きろ><大村寝てろ>知事3人への声がSNSを席捲! 「大阪府知事の目の下にクマ」「兵庫県知事はどこ?」「愛知県知事は…」 | TABLO
ヒカキンを逆利用
元ニュースキャスターでもあり、マスコミの効果を熟知している小池都知事は、「トップが自ら訴えること」の効果を狙っているのと同時に、たんに“目立ちたがり屋”という側面もあるかもしれません。
さらに、小池都知事は「政界の風見鶏」とも呼ばれ、小泉純一郎元首相や、小沢一郎衆院議員等、時の権力者の側を渡り歩きながら、現在の地位まで辿り着いています。
その才能は、「政局」を読む能力だけではなく、「世論の空気」を読むことにも長けているようです。
実際、小池都知事がその影響力に目をつけたのは、芸能人でもスポーツ選手でもなく、YouTuberのヒカキンでした。
去る4月10日、YouTubeチャンネル登録数827万人を誇る『HikakinTV』に、小池都知事は出演し、「小池都知事にコロナのこと質問しまくった」と題してヒカキンのインタビューに答えたのです。
その結果、東京都民の数に迫る、再生回数1000万回近くを記録しているのです。
また、小池都知事には、国や隣接県から「勇み足」と言われるほど、先走っているイメージがあります。しかし、世間から見れば、モタモタしている「国」と、都民の命を第一にする「都」が戦っているという構図にも見えます。
そんな小池都知事の「敵を想定して世論を味方につける」手法には、小泉元首相を彷彿とさせる“才能”を感じます。
ついこの間まで、「何が何でも東京オリンピックをやる」ようなことを言っていた人物とは思えないほどの、変わり身の早さです。
再選で70歳を超えるが…
それでも結果、この小池都知事の力によって、都民の命が守られるなら問題なし!と思う方もいるでしょう。
さらに、このコロナ禍の対応で、安倍自民党政権も野党第一党の立憲民主党(自爆)も支持率が低下しています。
その対比として、次期総理には誰が浮上してくるのでしょうか。
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かつて「日本史上初の女性総理になる」とまで言われた、小池都知事は現在67歳です。
もし都知事再選となれば、そのまま70代に突入するわけで、さすがに総理への道は絶たれているようにも思えます。
とはいえ、「年金は75歳から」となりそうな超高齢化社会で、たかだか70代程度で小池都知事が退くのでしょうか。
小池都知事が今も可愛がる愛犬の名は「ソウちゃん」です。何を隠そう「ソウちゃん」の由縁は「ソウリ」だといいます。
もしも、小池都知事を6月の都知事選を圧勝し、「コロナの終息」が見えて「世論の追い風」を感じた時に、またしても一気に方向転換して、いま一度「日本史上初の女性総理」を狙うかもしれません。(文◎編集部)
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