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ウザい…芸能人たちの悪ふざけ「SNSリレー」 大震災時の「励みになれたら」を忘れたか! 誰も救わない自己満タレント|春山有子

TABLO / 2020年4月30日 14時30分

 

新型コロナウイルスの影響により、医療従事者やインフラ業界への負担は日に日に増し、自粛を強いられる我々の生活にストレスがかかる昨今。不安定な社会情勢のなか、芸能人たちの振る舞いに違和感を覚え始めたひとも少なくないのではないでしょうか。

 

受け入れがたい「悪ふざけ」

 

芸能人が動き始めたきっかけは、ミュージシャンの星野源さんでした。4月3日、自身のインスタグラムに、新曲『うちで踊ろう』を弾き語る動画とともに、<誰か、この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな?>とのコメントをつけ投稿。名だたるミュージシャンや芸人、タレントたちがプロの技を織り重ね、一大ムーブメントとなりました。

のちに安倍晋三首相が水を差しムーブメントは終了となりましたが、ブームとなった背景には、コンサート中止やライブハウス営業自粛等、ミュージシャンの表現の場が脅かされていたという現状が色濃くあったように思います。

一方で3月31日の時点で、『うたつなぎ』なるハッシュタグがSNS上に登場していました。LOCAL CONNECTというロックバングが発端となり、星野源さんのやり方とは違い、自身が歌う投稿とともに「次は○○さんで」とコメントをつけバトンを渡す、リレー形式で開始。数日間のうちに無名アーティストから大物まで伝播し、それぞれの個性が発揮された表現でファンを魅了しました。

しかし、ここから受け入れがたい展開になってゆくのです――。

 

関連記事:吉原・現役コンパニオンが岡村隆史に苦言 風俗がなかったら生きるのを辞める人もいる 地雷を踏んだ岡村は風俗店出禁も!? | TABLO

 

4月上旬、すでに世界中で広まっていたグローバルチャレンジ「#Handwashchallenge」を「#手洗いチャレンジ」として各芸能人が一斉に開始。木村拓哉さんが、頭に白いタオルを巻いていて黒いTシャツを着ている系のらぁめん屋の湯切りのごとく、「チャッ! チャッ!」と勢いよく手から水しぶきを落とし、ふっかふかのバスタオルで手を拭く動画や、元テレビ東京アナウンサー鷲見玲奈さんがカメラフレームから外れた場所で小刻みにて手をこする仕草に、「エロい!」と下衆な声が集まったのは、記憶に新しいことと思います。

これらを見せつけられる我々は、どうしろっていうんでしょうか。

手洗いなんぞ、子ども向けに古くから提唱している『マクドナルドの手洗いマニュアル』を見たほうが有益です。

 

人の気持ち考えてやってる…?

 

さらに芸能人の悪いクセが加速したのが、「#自撮り繋ぎ」なる動き。発端は自撮りのプロといえるコスプレイヤーだったといいますが、それが芸能人にまで届くと、池田エライザや橋本環奈、竹内涼真などの人気俳優にも波及。もはやこのハッシュタグの目的がわからぬまま盛り上がっている芸能人の姿を見せつけられるのって、バイトにも大学にも実家にも行けず、ZOOM飲みなんて苦手だし、ワンルームで膝を抱え己の存在意義を自問自答している孤独な大学生の目には、どう映るのでしょうか。

そんななか、4月23日にタレントのみちょぱが自身のSNSで、こうした動きについて<そういう系苦手すぎてやろうとは思ってるんだけど無視しちゃってますが悪気はないんです、、笑ただ苦手なのよ、笑>と表明。それに対し多くの賛同が集まったことで、この風潮が受け入れがたいと思っている層の存在を示しました。みちょぱ、イイネ!

そして別軸では、最悪の事態がじわじわ侵食中。弊サイトでも、

関連リンク:「気持ち悪い!」 キムタクが現場の医師や看護師の手紙を朗読 流行ってるのか? 芸能界からのエールが嘘っぽくて嫌悪感?

関連リンク:「吐き気がした」 坂上忍『バイキング』に医療従事者たちが大激怒!? 「あれだけメディアは恐怖を煽っておいて次は感動ポルノか?」

として既報の通り、“励まし隊”が続々現れている模様。

 

実は同様の動きは、2011年の東日本大震災時にもありました。芸能界の“励まし隊”たちから、ツイッター上でこんな励ましが相次いだことがありました。

 

忘れるな、あの時の「励みになれたら」

 

まずはオーソドックスに優等生のえなりかずきさんが、

<避難所の皆さんも役場の皆さんも、苦しいときだと思いますが、日本中が応援しています。日本中の応援が少しでも皆さんの励みになってくれたらいいなと思います>

と励ますと、

水嶋ヒロさんが神のごとく、

<上を見るんだ。下を見ると、辛いこと、不安なことばかり考えてしまうから…。安心しろ、俺たちが、かならずお前たちを守ってみせる>

と金言。

城田優さんが、

<僕らの力を信じましょう。そしてお互いを信じましょう。暗い夜は手を繋ぎ、暖めあい、励まし合いましょう。(中略)最後に、この国に生まれたことを誇りに思います>

とハイになれば、

市原隼人さんも、

<本当に。本当に。何かの支えになりたい。俺の気持ちは絶対に曲げない>

とほとばしる熱いパトスを放出!

一方でノンスタイルの井上裕介さんも、

<手と手を取り合い、支え合い、日本魂で立ち上がりましょう。SHOW YOUR HEART!!>

と、ライブの煽りMCのようにビッとキメると、

元タレントの五十嵐隼士さんが、

<この曲は新生活や新しいことへの挑戦を応援する曲になっています。ものすごく爽快感のある曲なので、ぜひ皆さんにも歌ってもらいたい、踊ってもらいたい、そして励みになってもらいたい!>

と宣伝しながら励ましていました。

別に表明しなくていいのです、我々は個人的に知り合いの被災者に伝えればいいだけだし、今回の新型コロナに関する医療従事者への感謝だって、個人的に知り合いの医療従事者に自発的に伝えればいいだけなのでは、と感じずはいられません。

 

参考記事:女性芸能人が続々とカミングアウト! SHIHO、矢口真里…が“コロナ自粛による白髪”をオープンに! 「ナチュラルで素敵」と反響!

 

かように、励まし大好き芸能人たち。彼らを見るにつけうんざりしてしまう毎日でも、楽しみ方はあります。

それは、前述の「#自撮り繋ぎ」のなかにありました。

橋本環奈さんがバトンを渡した浜辺美波さんがバトンを託した相手は、多くの女優仲間を差し置いての、俳優・中村倫也さんでした。

なんでも浜辺さん、かねてから中村さんへのラブ・アピールが露骨だということで、ここでも、大モテの中村さん周辺女性に対しての、「わたしは繋がっている」といったことを牽制したのでしょうか。19歳の女優の、33歳俳優へのグイグイな恋心はどうなってしまうのか――。

といった、芸能人の熱愛の行方を見守ることで、おそらく一生に一度のおうち時間、乗り切りたいですよね。(文◎春山有子)

 

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