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明石家さんまの同期芸人Sが経営する悪徳居酒屋にクレーム続出

TABLO / 2017年4月26日 19時0分

明石家さんまの同期芸人Sが経営する悪徳居酒屋にクレーム続出

 大阪の繁華街、ミナミ。かつては、乱暴な客引きの姿がいたるところで見られ、ぼったくりを行う飲食店などが点在する危険な飲み屋街から一転。いまでは、治安パトロールの尽力によって、そういった事件も格段に減少している。

 そんな中、今も"悪徳まがい"と噂されている飲食店がある。それが、明石家さんまと同期の芸人Sが経営する居酒屋だ。自身も一度、被害にあったという在阪の放送作家Aはつぎのように証言する。

「オープン当初は、えらい繁盛してたんですよ。なんやいうても、Sさんは、一部のファンから熱狂的に支持されていたカルト芸人でしたからね。連日、Sさんを慕う人たちで賑わっていました」

 しかし、Sの芸能活動が行き詰まり、テレビなどへの露出が減っていくと、次第に客足も遠のき始めた。すると、そのタイミングと同じくして、悪徳と噂される手口がはじまったらしい。続けてAが説明してくれた。

「Sさんは酒好きやし、気の良い人なんで、いっしょに飲んでいて楽しいんですね。それで、いつものように調子に乗ってどんどん飲んで騒いで、いざ勘定となったら、とんでもない金額を請求されたんです。たしか、夜の7時ぐらいにひとりでフラッと入って2時間〜3時間ぐらいやったと思うんですが、金額が9万円でっせ!思わず『メニュー、見せてみい!』って、怒鳴ったんです」

 Aによると、メニューに書かれていた金額は平均価格の倍以上。そして、伝票をじっくり確認してみると、注文していないカクテルやつまみ類が山ほど記入されており、それが理由だと判明。Aは、友人なのに、あまりにもひどい扱いに憤慨し、問い詰めたと話す。

「昔からの仲間やのに、いくらなんでもこれはないやろと詰め寄ったんです。ほんだら、『ワシと、いっしょに飲んだんやないか!』と言い返してきよったんです」

 Sは、Aを接客しながら、ガブガブと飲んでいたお酒や、つまんでいた小料理の金額をしっかり伝票につけていたというのだ。Aから勧めたのならまだしも、Sの勝手な行動にAは断じて支払いを拒否したものの、昔からの付き合いに免じて、財布に入っていた数万円だけ置いて帰ったという。

 Aは、それからSの店には立ち寄っていないそうだが、いまも同じような手口を続け、続々と被害者が増えていると語ってくれた。

「聞くところによると、酒の飲み過ぎで体調を崩したとかで、客といっしょに飲むことは、今はほとんどないそうです。せやけど、芸人時代から研究に研究を重ねる方でしたから、わからんように水増し請求する方法を思いついたらしく、時々、金持ちそうな客に仕掛けてるそうですわ」

 ちなみに、筆者がSの店を訪れたところ、Aが言うように、Sは酒を一切飲まずにウーロン茶を片手に接客をしていた。そして、どこからともなく会話の糸口を見つけ、客と盛り上がりウーロン茶をご馳走してもらう。そんな、以前に比べて、犯罪ギリギリのライトな手口を駆使して、いまも店を切り盛りしていた。

Written by 村上茜丸

Photo by Magdalena Roeseler

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