東京・新宿に感染者集中!? マスクなしの酔客溢れる歌舞伎町 客が自覚しなければ店の努力も水の泡

TABLO / 2020年6月3日 6時30分

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全国的に緊急事態宣言が解除されてから1週間。一部の人たちには「収束ムード」すら見受けられるが、そんな気運に警報が発せられた。いまだ全面的な休業要請解除には至らず、段階解除の途中にある東京都の歓楽街にコロナ感染者が集中しているというのだ。

都によると、緊急事態宣言解除後から6月1日までの間で90人がコロナ陽性と判明。そのうちの約4割がいわゆる歓楽街で感染した可能性が大きいという。そして、その歓楽街のうちの約半数が新宿に集中しているというのだ。

新宿歌舞伎町でバーを営む女性はこう証言する。

 

「5月29日の金曜日から、22時までの時短営業で再開しました。ビニールシート、消毒液、事前電話&席を間引いて距離をとるなど、できる限りのことはやっているつもりです。ところが、22時に店を閉めて帰宅のため新宿駅に向かったら、もう酔っぱらいでいっぱい……さすがに怖くなって、地下鉄で3つの駅を歩いて帰りました」

緊急事態宣言解除初の週末で、気が緩む条件が重なったこともあるのだろうが、女性が人混みに恐怖を感じたというのは相当なものだ。実際、筆者も歌舞伎町を中心に当日の街を見たが、コロナ禍以前と同じとまでは言わないが、7~8割ぐらいの人混みはあったように思える。コロナ禍以降、1~2割の人混みで推移したことを考えると、文字通り溜まっていた鬱憤が一気に出た感じだ。

そして、なによりも驚いたのは相当数の人がマスクをしない、人との距離をおかない……など、コロナに対する警戒心が緩くなっているということ。アルコールが入って気が大きくなっていることもあるかもしれないが、僅か1週間足らずの間の変化には危機感を覚える。

 

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前述の女性同様、歌舞伎町でバーを経営する女性は、より警戒感をあらわにした。

「これまで、2か月以上休業してきたけど、スタッフのことも考え、再開することにしました。ただ、今でもコロナが怖いのは事実。スタッフの女の子には仕切りシート+フェイスシールドをしてもらい、消毒も徹底しているけど、それでも恐怖感はぬぐえない。正直、私たちができることには限界がある。しばらくは一見の客は断ろうと思っていますし、常連さんにも強く注意喚起を促します」

 

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コロナは怖いが、これ以上の休業は「経済的な死」をも呼びかねない……まさに、退くも地獄、進むも地獄での苦衷の判断であろう。もちろん、すべての店が完璧とは言えないかもしれないが、ほとんどの店は最大限の対策をとった上で再開をしている。小池知事の発言から、“要リスク”地域とも取られかねない新宿では、なおさらそうだ。

こうしてみると、街にあふれる酔っぱらいが証左であるように、今後は客側の自覚の有無が大きいように思える。飲みに行くのは自己責任かもしれないが、店舗側の自助努力を無にするようなことは厳に慎むべきだろう。(文◎堂本清太)

 

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