「コロナ離婚」が多発中! ゲームに没頭する夫に夫婦生活に嫌気がさす妻… 外出自粛で変わった夫婦関係
TABLO / 2020年6月10日 6時30分
写真はイメージです
コロナ感染者はまだまだ出ているものの、全国的に緊急事態宣言が解かれて、通常の生活に戻りつつある人も多いでしょう。
しかし、テレワークや長い休業によって一度変わった生活スタイルを元に戻すのは容易ではありません。なかには、すでに取り戻せない状態に陥った人たちもいます。それは外出自粛期間中、24時間一緒に居続けて耐え切れなくなった夫婦。
どうやら、冗談のようにも聞こえた「コロナ離婚」が、現実的に多発しているようなのです。
以前から、テレビや新聞、ネットのニュースで幾度も取り上げられていましたが、緊急事態宣言が解かれた今になって、再び「コロナ離婚」が注目を浴びており、SNSでトレンド入りしています。
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「娘が生まれた4年ほど前から違和感があった。離婚は時間の問題だったけど、コロナが決定打になりました」
5月下旬、広島県広島市の40代女性が離婚届を出し、約10年の結婚生活を終えた…こんな「コロナ離婚」を『中国新聞』が報じています。
その離婚された夫は自営業で、これまでは月の半分が県外出張で不在、常に「俺は稼いでいる。誰のおかげで生活できてるんだ」と妻に暴言を吐いていました。
それが、新型コロナの影響が出始めた2月頃から仕事が減って、自室にこもるようになり、趣味のゲームに没頭するように…。幼い3人の子供の面倒も見ることなく、挙句の果てに子供が近づくと「ゲームの邪魔」と追い払う始末…。
「経済的な不安からの現実逃避なのかもしれないけど、情けなくて…。こんな父親の背中を子供に見せたくない」
遂に妻は離婚を決意したわけですが、この記事を見た人たちから「もともと夫がダメ」「苦しい時ほど本性が出る」といった感想がSNS上には並んでいます。
こうした「離婚して当然」といったケースは多いようですが、なかには「え?」と思われる、夫に同情したくなるような「コロナ離婚」もあるようです。
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「外出自粛期間中、毎日24時間一緒にいて、“夫が嫌い”だと気づきました」
そう語るのは、静岡県浜松市在住の30代女性。
地元企業に勤めている40代の夫とは、元々上司と部下の関係でした。
4年前に付き合い始めてしばらくして妊娠が発覚、いわゆる“できちゃった結婚”で、彼女は退社して専業主婦に。
子供が生まれてから、彼は仕事も忙しくなって管理職になり、家庭も経済的には安定していました。
「外出自粛期間中、夫はテレワークになり、慣れないPC作業を頑張っているようでした。家事も育児も手伝ってくれるのはいいのですが、仕事もひと段落して3歳の子供が寝たのを確認すると、私とスキンシップを取ろうとするのです。とにかくそれが生理的に嫌でした。どうやら夫は、出産後はなかった“夫婦生活”を復活させたかったようです。一回しかたなく受け入れたのですが、もう嫌で嫌で…」
「経済的に苦しくなる」「家事や育児を手伝わない」「モラハラをする」…そんな理由が「コロナ離婚」の代表的なきっかけですが、「夫婦のスキンシップ」はNGだったようです。
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「コロナになって、毎日24時間一緒にいて、夫が“男として”好きじゃなかったことに気づきました。たしかに仕事はできるのですが…。夏のボーナスは出るようなので、その後に離婚しようと思っています。幸い、知り合いの男性が起業するので、私はその会社で働こうと思っています」
知り合いの男性…というのが大いに気になりますが、妻はかたくなに「知り合いの男性」とだけ強調します。
いずれにせよ、夫の“非”は見当たらないので離婚は難航しそうな気もします。
「夫婦間でも合意のない性交渉は“レイプ”だと聞いています。私は嫌がっていたのに、それでもあきらめずにお願いしてきて…断り切れませんよね? 養われている力関係で夫婦生活を要求されているわけですから。これってパワハラやモラハラじゃないでしょうか。コロナでずっと家に一緒にいて夫を好きじゃないことに気づいた…コロナ離婚です」
これが「コロナ離婚」なのかどうかは微妙ですが、コロナによって“人間の本性”があぶり出されたという点は、いずれのケースでも共通しているようです。(文◎編集部)
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