1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 芸能
  4. 芸能総合

カニエ・ウエストのせいで歌舞伎町スカウト狩りが!? いまスニーカー業界に異変が起きている!

TABLO / 2020年7月8日 11時30分

カニエ・ウエストのせいで歌舞伎町スカウト狩りが!? いまスニーカー業界に異変が起きている!

写真はイメージです

 

1ヶ月ほど前、歌舞伎町でスカウトマンがヤクザにさらわれる事件が起こった。

事件の詳細は本筋とズレるのでここでは割愛するが、スカウトマンの目印とされたのが『バレンシアガ』と『オフホワイト』のスニーカーを履いていることだったという。

 

参考記事:歌舞伎町で横行する「スカウト狩り」 “みかじめ料”を払ってないと何が起こるのか? しかしケツモチの質も下がっているという話も | TABLO

 

『バレンシアガ』はフランスに本拠を置くハイファッションブランドで、スニーカーの価格は8万円~10万円前後。足袋のようなデザインの『スピードトレーナー』は大ブームを巻き起こした。

『オフホワイト』はデザイナーのヴァージル・アブローが2014年にスタートさせたブランドで、ナイキとコラボしたスニーカーがプレミア化し、高値で取引されている。

歌舞伎町に立つスカウトマンや客引きに大人気だったスニーカーは他にも。『YEEZY BOOST』だ。先日大統領選に出馬を表明したラッパーのカニエ・ウェストが、アディダスと組んで『YEEZY BOOST』シリーズを2015年から発売。すべてのモデルが即完売し、プレミア化するほど人気を集めている。

 

「90年代、雑誌『BOOM』(祥伝社)などの影響で、日本においてスニーカーがブームになりました。85年に発売された『エアジョーダン1シカゴ』は当時20万円まで高騰し、『エアマックス95』は“エアマックス狩り”が発生するほど人気に。ただ、現在のスニーカーブームは世界中に飛び火し、そんなレベルを遥かに超えています」(ファッション誌ライター)

参考までに、現在ネットで高額で取引されているスニーカーの例をいくつか挙げてみよう。

 

Nike MAG Back to the Future (2016):752万6300円

Jordan 4 Retro Oregon Ducks Duckman:645万1200円

Jordan Kobe PE Pack 3/8:537万6000円

Nike Air Max 90 Eminem Charity Series (2006):537万6000円

Nike Dunk SB Low Paris:537万5900円

Jordan 4 Retro Eminem Encore (2017):322万5600円

Jordan 1 Retro Legends of Summer Red:215万400円

Jordan 1 Retro Dave White Wings For the Future Gold:182万7900円

Jordan 4 Retro Eminem Carhartt:161万2800円

Jordan 1 Retro High Charlotte Hornets Foundation Black:161万2800円

Jordan 1 Retro High OG Spike Lee Fort Greene:123万6500万円

Nike Dunk SB Low Red Lobster (Special Box):96万7700円

adidas NMD R1 Pharrell HU Friends and Family Burgundy:53万7600円

Jordan 1 Retro High Off-White Chicago:53万2000円

adidas Yeezy Boost 750 OG Light Brown:25万9500円

Nike SB Dunk Low Travis Scott (Regular Box):16万4700円

adidas Yeezy Boost 350 V2 Core Black Red:14万9800円

 

さすがに100万円を超える高値がつくのは「限定24足」「関係者だけに配布した非売品」など、希少なものが多いが、定価1万5千円前後のスニーカーが、発売直後に10万円以上の価格で取引される例はザラなのだ。

 

また、スニーカーブームの背景にはハイブランドの影響もあるという。

 

関連記事:【写真】加藤紗里が赤ちゃんへ与えたブランド品が衝撃的 ウォッチャーから寄せられる嘲笑の声もなんのその | TABLO

 

「近年、『グッチ』や『ルイ・ヴィトン』など既存のハイブランドが『シュープリーム』などストリート系ブランドとコラボして成功しました。そのためもあってか、ハイブランド側が発売するアイテムがストリートカジュアル化しています。その象徴的なアイテムがスニーカー。ハイブランドゆえ高価ですが、それが憧れを呼び、その価格帯に消費者が慣れてしまったのも理由の一つでしょう。『オフホワイト』など、ストリート系のハイブランドも数多く登場し、人気を集めています」(スニーカーコレクター)

 

現在、人気のスニーカーは発売後数日で定価の数倍に値上がりしてしまうため、転売目的で購入する輩も跡を絶たない。

「現在、ブームを牽引しているのは、間違いなく『ナイキ』です。有名人や他ブランドのデザイナーなどとコラボした数量限定のスニーカーをゲリラ的に発売し、それがあっという間にプレミアになります。そのため、転売目的の輩が暗躍。専用アプリをスマホにインストールして抽選に応募するのが通常ですが、ナイキ側は販売当日に購入者が履いているスニーカーを指定し、それ以外の人間は購入できないように制限するなど、メーカー、コレクター、転売ヤーのいたちごっこが続いています。海外には個人が入手したスニーカーを出品し、ニーズによって価格が変動する“StockX”などのサイトが大躍進し、スニーカーのトレードはある種の“株式投資”のような状況になっています。中国の富裕層や、中東の王族などもこぞって買い漁っています」(前出・ファッション誌ライター)

 

ホストやスカウトなど夜の世界の住人は、高価で仲間内に自慢できるブランド品を好む。オジサンにはわからないが、歌舞伎町のドンキ前で立っている若い男たちが履いているスニーカーは、80万円の希少品かもしれないのだ。(取材・文◎廣田我造)

 

あわせて読む:カジサックの動画に批判集中 後輩の激レアスニーカーにどっきりを仕掛けるも「テレビ的バラエティ」臭 | TABLO

 

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください