「おっさんたち化粧しなくても生きてますよね？」 某化粧品ＣＭにツッコミ入る！

写真はイメージです

 

化粧品ブランド「KANEBO」が、新しいブランドCMで『生きるために、化粧をする』というメッセージを発信しました。

これに対して、ネット上では「化粧をしないと生きる事も許されないのか、女性は」「いかに差別的かよく考えてください」といった批判が相次いでいるようです。

 

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KANEBOの公式Twitterで13日に公開された新CM。

映像には世界各国の人々が登場し、ナレーションが『化粧なんて何のためにするのだろう、と言う人がいる。化粧で喉は潤せないし、お腹だって満たせない。それでも、わたしたちは化粧をする。美しさのため？ 誰かのため？ あなたは、何のために化粧をする？』と問いかけます。映像の最後にはその答えとして『生きるために、化粧をする』というメッセージが大きく表示され、「化粧」という文化の多様性を訴えるような内容となっていました。

 

〖KANEBO新ブランドCM公開！〗

化粧なんて何のためにするのだろう、と言う人がいる。
化粧で喉は潤せないし、お腹だって満たせない。
それでも、わたしたちは化粧をする。
美しさのため？
誰かのため？
あなたは、何のために化粧をする？

▽新CMはこちら
https://t.co/JjkjRVG8qE …#IHOPEKANEBO

— KANEBO OFFICIAL (@kaneboofficial) July 13, 2020

 

しかし、この『生きるために、化粧をする』といった文言に、疑問の声が上がっているようです。

 

Twitterなどでは、「化粧をしないと生きる事も許されないのか、女性は」といった声をはじめ

「すっぴんでも生きられますよ。おっさんたちも化粧しなくても生きてますよね？ 女性に呪いをかけてまで化粧品売りたいんですか？」

「化粧は女の伝統習慣なんだから黙ってやっとけよ。と言われてるみたいですごくイヤな感じです」

「特定の性別の人のみが化粧することを当たり前のように求められる社会で“生きるために化粧をする”ということがいかに差別的かよく考えてください」

「毎日すっぴんの私は“生きて”いないことになるのでしょうか？」

といった批判の声が殺到。中には「#kaneboの新CMに抗議します」というハッシュタグで、抗議の声を上げる人たちも見受けられました。

 

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ただ、一方では

 

「カネボウのCM、わたしは“（自分を）生きるために化粧をする”だと思ってたんだけど」

「Kanebo少し炎上してるけど、誰かのためにするんじゃなくて自分のために化粧してるってことを伝えたいのでは…??」

「“（私は私らしく）生きるために、化粧する”のメッセージだったんだろう。自分に当てはまらないメッセージなだけで揚げ足とる人の多い時代になったな…」

といった見方もあるようです。

しかし、そういった思いを込めているならなおのこと、受け取った側に誤解をあたえないようなメッセージを発信するべきであったのかもしれません。（文◎絹田たぬき）

 

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