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休業から一転、閉店へ… 練馬駅前の老舗喫茶店『アンデス』のナポリタンを惜しむ声 漫画『タッチ』でも有名だった名店

TABLO / 2020年8月9日 11時45分

休業から一転、閉店へ… 練馬駅前の老舗喫茶店『アンデス』のナポリタンを惜しむ声 漫画『タッチ』でも有名だった名店

編集部撮影

少し前、コロナ禍の練馬駅を訪れたとき「あれ、アンデス閉まってるな」と店の前で気付きました。ふと見ると張り紙には「(コロナの影響で)当面の間 休業します」と書かれています。このご時世、飲食店は大変だな…アンデスにまで影響が出てるのか…そう思い通り過ぎました。

それが別の日にまた来てみると、その文字が二重線で訂正され「閉店とさせていただきます」となぐり書きが付け加えられているではないですか! 一度も再開せずに、そのまま閉めちゃうんですか!?

コロナのせいで、我々日本人は「長く続いてきたものが突然終わる」という現象を数々目撃しました。先日、25年も続いた『痛快えみちゃんねる』(関西テレビ)もそんな終わり方をしました。

受け止めきれないですよ!

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こちらが筆者がよく頂いたナポリタンです。

アンデスは、漫画家・あだち充さんが愛用し、名作『タッチ』の中にもアンデスがモデルではないかと言われる喫茶店が出てくることでも有名です。

練馬駅前を出て徒歩30秒、横断歩道をひとつ渡った目の前のビルの2階にありました。アンデスというだけに山小屋風の板張りになっており、年季が入りすぎているので4周くらいして「おしゃれ」に見える老舗喫茶店でした。

何よりも、ここは「居心地がいい!」のです。

店内には山のように漫画が敷き詰められており、何時間居座っても一切注意されることはありません。店内には、ドロップ・アウトしたおじさんの一人客が多く、ここでスパスパたばこを吸いながら、さいとう・たかをの『サバイバル』を読む時間を楽しんでいたのでした。

店主さんは、おそらく70代。コロナの影響で、お店を再開させる気力さえも失ってしまったのでしょうか。推定でも、50年近く営業されていた喫茶店ですから、もはやこの店は人々にとっては渋谷ハチ公と同じようにモニュメントとしての存在です。その失望感は計り知れません。

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アンデスの灯が消えた練馬駅前はとても寂しかった…。

昼間っから、のんびり漫画を読みながら、時折空を見つめていたあのおじさんたちは、どこへ行ってしまったのでしょうか。

また、新たな「アンデス」を探すサバイバルに出かけたのでしょうか。(文◎編集部)

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