「風俗嬢は貧困で性暴力を受けている」に異論 “可哀想”なのは想像力のない「あなた」です 吉原現役コンパニオンの主張
TABLO / 2020年8月10日 12時50分
![「風俗嬢は貧困で性暴力を受けている」に異論 “可哀想”なのは想像力のない「あなた」です 吉原現役コンパニオンの主張](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/knuckles/knuckles_28292_0-small.jpg)
写真はイメージです。
こんなツイートが一部で話題になりました。発信者は貧困問題を取り上げている藤田孝典氏。
【今後、風俗店経営者、買春業者、買春者たちからの性暴力や加害行為を赤裸々に語ってくれる匿名の当事者たちの声をTwitterでも配信していきます。
すでに何十人も名乗り出てくれていますが、匿名で構わないので、SNSで声を上げてください。その性被害のリアルな声が社会を変えていきます。】(2020年7月26日)
それに対して、何人かの現役風俗嬢から反応がありました。ここにその中の一人の「異論」を紹介します。(編集部)
関連記事:吉原現役コンパニオンが激白! 「ブログから駅特定」「初対面で求婚」「いきなりタックル」…出禁客のNG行為!
「あなたは漢字とか読めないでしょ?」
吉原の接客中に実際にお客様から言われた一言です。
吉原のソープ嬢など文字も読めない可哀想な人達だと思われたのでしょうか? そういった先入観こそが差別的なことだと思います。確かに順風満帆な人生だったら、選択しないお仕事かもしれませんし、個人的な意見としては、ハイリスク、ハイリターンなお仕事だけに誰もが安易にこの世界に入るべきではないと思います。
貧困と風俗業を結びつける藤田孝典さんのTwitterを拝見してそんな風に考える方もあるんだなと思いましたが、貧困だからソープの仕事に就こうとしても、実際面接も厳しいですし誰でも勤められないと思いますから、安易にソープ等が貧困の受け皿になっていると言う考え方も、いかがなものかと思います。
そして、可哀想な女性が悲惨な状況下で仕事をさせられていると言うのも、実際勤めている身としては、どうも腑に落ちません。お店の選び方もあるかもしれませんが、まともなソープ店なら店の男性スタッフも教育されていますし、性的なトラブルはあまり聞きません。
参考記事:いま「大人用玩具」が爆売れしているらしい? 真相をメーカー担当者に聞いた コロナ禍で”おうち時間”が増えた影響か?
お客様の中には大変困ったかたもお越しになりますが、もうそれはハイリスクの範囲内。ハイリターンを優先して心も身体も守れるよう自分が強くならなくてはいけませんね。心と身体が守れてこそ選ぶべき仕事です。
リスクもありますが、沢山の方にお会いして、その方の人生に触れ学ぶことの多さ、心や身体を癒してあげられたと実感できるやりがいは、仕事をしたものにしかわからない世界も知れません。
私は故あってこの世界に入った一人ですが、風俗業のお陰で自分の人生を立て直すことができましたし、多くの仲間は意思を持ってしっかりお仕事をしています。あるソープ嬢は「私はシングルマザーだけど、風俗の仕事で子供を二人大学まで行かせて留学もさせたのよ!」と胸を張って話します。
お仕事がソープ嬢というだけで、その他は一般的な女性と何ら変わらない生活をしていると思って頂きたいです。日の当たる世界になって欲しいとは思いませんが、そっと吉原を生かしておいてほしいです。多くの人が訳あって働き、訳あってお客様としてやって来る、そしてそこで世の塵や埃が洗い落とされる、吉原はそんな所なのです。(文◎久世素子 吉原某店勤務中)
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