キャバクラ・おっパブが絶滅危機に! 北関東を代表する繁華街をコロナが襲う
TABLO / 2020年9月9日 9時30分
写真はイメージです
北関東を代表する繁華街が、新型コロナウイルスによって瀕死の状況に陥っている。
群馬県東部にある太田市と言えば、富士重工を筆頭に多くの工場を抱える工業都市だ。それだけに、地元の労働者や都内から出張でくるビジネスマン向けに、多くの飲食店が駅の南側を中心に林立している。
「南一番街」と呼ばれるその場所は、工場労働者や出張者の多くが男性のこともあって、おっパブなどのセクシー系店舗、キャバクラ、フィリピンパブなどが軒を連ね、さながら男性天国の様相を呈していた。
その男性天国も他の繁華街同様、コロナウイルスの直撃を受ける。止めを刺したのは一軒の店で起きたクラスターだった。南一番街で営業する居酒屋店主が腹立たしげに話す。
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「7月に、(踊るほうの)クラブで20代の若者を中心としたクラスターが発生してね。それが決定打となった。ウチなんか30代以上のお客さんがほとんどで、客層は全然違うのにもろ影響を受けましたよ。いまじゃ、通ってくれるのは一部の常連さんだけ。お客さんに聞いた話だと、奥さんとか家の人に相当言われるみたい。『まさか、南一番街にいくつもりじゃないでしょうね!』って。これじゃ、行きたくても行けないよね」
実際、街を歩いてみるとわかるが、週末などは仕事帰りの男性客がそぞろ歩きしていたものが、パタッと止まってしまい、閑散としているのだ。そんななかで耳にするのは、いまいち元気のないキャッチの呼び込みと、これだけはいつも元気なフィリピーナの笑い声だけだ。街のタクシー運転手もこう証言する。
「だいたいの印象だけど、周囲の飲食店の4割近くは閉店か休店している状態だね。それに正直客のほうも、怖がっていかないよ。このままじゃ、南一番街ごと潰れちゃうんじゃないんかね」
客のほうも怖がって……と運転手は話したが、恐怖は店舗側にも強い。バーなどは新規の客の入店を断るところが多く、事実上、地元民以外は締め出しているように見受けられる。なかには、「太田市内在住の方のみ入店可能」という張り紙を用意している店舗もあったくらいだ。
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ここ数年、街の旗艦企業とも言える富士重工の好調とも相まって、好景気を享受していた群馬随一の繁華街だが、新型コロナウイルスという予想もしなかった敵によって、事実上窒息させられようとしいてる。
近年の街の歴史を振り返れば、ドーナッツ化で廃墟になりかけていた駅前繁華街が、(ソープランドが条例で禁止されている)群馬にしては稀有な「本サロ(本番サロン)」を中心とした風俗街として息を吹き返した。2000年代前半のことだ。その後お上の介入で本番風俗こそ壊滅したが、おっパブ、キャバクラなどのソフト&セクシー路線で街はV字回復を果たす。
まさに繁華街は不死鳥のごとく……を地でいったワケだが、残念ながらウイルスという未知の敵には屈しようとしている。北関東の男性客たちのためにも、この稀有な繁華街には持ちこたえて欲しいものだが。(文◎堂本清太)
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