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大坂なおみの肌を白く描いた日本企業の「配慮」とは 思考停止した“ホワイト・ウォッシュ”作業 「無許可で描いた」という疑惑も

TABLO / 2020年9月13日 13時30分

大坂なおみの肌を白く描いた日本企業の「配慮」とは 思考停止した“ホワイト・ウォッシュ”作業 「無許可で描いた」という疑惑も

「差別」「ヘイト」は看過しない(画像はイメージです)

少し前、企業側がSNS上での発言やCMでの表現などを意図的に論争が巻き起こるものにし、大きな話題を集めるという炎上マーケティング手法が横行していた。

記憶に新しいのは、日清食品ホールディングスが手がけた「カップヌードル」広告用アニメーション動画。

同社と所属契約を結んでいた大坂なおみ選手及び、テニス男子シングルス世界ランキング9位の錦織圭選手が、人気漫画「テニスの王子様」作者・許斐剛氏の手によりアニメキャラ化されたものだった。

内容自体には全く問題がなかったのだが、物議となったのは大坂なおみ選手の肌の色。アニメ内では錦織圭選手と同じく白い肌の色となっていたのだ。

関連記事:「風俗嬢は貧困で性暴力を受けている」に異論 “可哀想”なのは想像力のない「あなた」です 吉原現役コンパニオンの主張

これらが問題視されると日清食品側は「配慮が不十分だった」と一部メディアに回答し、公開した動画を取り下げた。

また、大坂なおみ選手自身もこの騒動について全豪オープン準決勝後の記者会見でコメントを求められると「私が褐色なのは明らか。意図的にホワイトウオッシュ(白人化)などがされたわけではないと思う」「正直に言うと、あまり気にしていない。なぜ騒いでいるのか分からない」と冷静に語った。

一方で、「次に私を描く時には、私にも話して欲しい」と語った点が新たな騒動を招く形に。

「無許可で描いたのかよ」

「本人に許諾ぐらい得ろよ…」

「承諾や確認くらい取れよ」

「無許可? 企業としてありえなくね?」

「一々肌を白くした日清。それを指摘し、肌の色の差別意識を助長させる米メディア。そしてこんな事を大事な時に一々質問する記者共。事の起こりから今に至るまで、大阪以外の登場人物が軒並クズで草生える」

参考記事:【まだまだやらかしてる!】日清食品さんの危機管理は大丈夫? チョコフレークのCMが「アジア人差別では?」と大炎上中

日清食品側は「大坂選手サイドにも確認をしていただきながら、アニメ用のキャラクターデザインを行いました」とのコメントを出していることも露呈しているため、本人にまで届いていなかったのではとの憶測もある。

また、キャラクターデザインを手がけた許斐剛氏が製作途中の画像をTwitter公開していたことも明らかになっており、この原画ではホワイトウォッシュされていることは無かったため、アニメ化の際になんらかの意図が働いたものと見られている。

また、同騒動については人気ラジオ番組「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」で岡村隆史氏が「何なのかな。もう叩かな。”何かあったら叩きたい病”なのかな?」と発言したことも物議に。

いずれにせよ様々な騒動で心を全く乱さない大坂なおみ選手の言動のみに称賛の声が贈られている、この点に我々も学ぶべきではないだろうか。(文◎編集部)

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