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ソニンさん、デビュー20周年でつんくと再タッグ そして、かつての「相方」後藤祐樹氏の思い出

TABLO / 2020年9月26日 5時30分

写真

写真はイメージです。

歌手でタレントのソニンさんがデビュー20周年を迎えました。もともと、モーニング娘。に入りたかったソニンさん。惜しくも落選しましたが、元モーニング娘。のスター、後藤真希の実弟・後藤祐樹氏(ユウキ)とKENとEE JUMPを組みましたがKENが早々に脱退。ユウキとEE JUMPで活躍しました。

が、ユウキが未成年でありながら歌舞伎町のキャバクラで遊んでいるところを『FRIDAY』に報じられ、素行の問題もありユウキは引退。ソニンさんは一人になりつつも、芸能活動を再開。歌手だけでなく、舞台でも地道な努力で評価を上げていきました。そして芸能活動20周年を迎えたという事です。

ところで、かつての相方、後藤祐樹氏は旧知の通り、芸能界引退後、建築関係、飲食関係など職を転々としながら、いわゆる「銅線泥棒」で逮捕。実刑をくらい刑務所で過ごす事になります。

仮釈放後、僕が創刊編集長を務めた『実話ナックルズ』編集部によって単行本『懺悔 ゴマキの弟と呼ばれて』(ミリオン出版)を上梓。ウィキペディアによれば、2013年6月に下北沢の「本屋B&B」でイベントを開き11年3カ月ぶりに観衆の前に姿を現したとありますが、正確には違います。

参考記事:本邦初公開!? 後藤真希、デビュー前の黒ギャル写真が話題! 「かわいい」「汚ギャル」賛否両論の声 | TABLO

その2か月前、2013年4月24日放送の「ニコ生ナックルズ」という番組で、僕とプロインタビュアー・ライターの吉田豪君の番組に出て頂いています。

当時の模様は配信では観られないようですが、少しその様子を描いてみたいと思います。

僕に話があったのはミリオン出版(当時。現・大洋図書)の後藤氏の本を編集した、後輩からで「本のPRのため」という名目でニコ生に出演出来ないかというものでした。

僕は仕事柄、不良少年と会う事が多く、後藤氏の和彫りにも興味があったので受けました。聞き手は現在もピカ一のインタビュアー、吉田豪氏だったので、アイドル時代の話は任せて、僕は不良方面の話を聞きたいと意気込んでいました。

が、直前で「彫り物の事は聞かないでほしい」と言われてしまったのは参りました。それと聞きかったのは彼の「不良少年ネットワーク」だったのですが、それもNG。聞く事がなくなってしまいました。

いざ本番になると、吉田氏が後藤氏の本について、色々聞くのですがスーツ姿にネクタイの後藤氏は「はい」「いいえ」「この度は大変すみませんでした」の大体、3つのくらいのリプライしか返ってこず、さすがの吉田氏も手こずっていたほどですから、僕などは、インタビュー中に疲弊してしまいました。

結局、後藤氏の謝罪配信になったのですが、致し方ありません。後藤氏も立場があるのは分かります。配信後、さすがに「飲まなければやっていられない」と、吉田君(もう普段通り「君」づけで呼ばせて頂きます)とビールを飲みながらグチりあった事を覚えています。

その後、ネット番組で東野幸治さん、今田耕司さんの番組に出演したのをちらりと見ました。あの時のしかめっ面とはほど遠い、リラックスした様子で話していました。何か、当時は重い荷物を背負っていたのがどこかで置いてきたようなイメージでした。

人間、更生というものが必要なんだな、そういった場所を提供する事が大切なんだな。後藤氏の表情を見ながら「頑張って」と思った次第です。ソニンさん20周年のニュースを見ながら、ふとあの当時の後藤氏の緊張した顔つきを思い出しています。(文◎久田将義)

関連記事:血の繋がった弟の犯罪にも何一つ言わず黙って退路を断った女 『後藤真希の哲学』 | TABLO

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