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『不安だらけの韓国隔離日記』 2週間軟禁前夜「犬が山羊を背負い山に登る」夢を見た どうしても韓国入りしなければならない男の物語

TABLO / 2020年9月28日 5時50分

『不安だらけの韓国隔離日記』 2週間軟禁前夜「犬が山羊を背負い山に登る」夢を見た どうしても韓国入りしなければならない男の物語

26日の成田空港(筆者撮影)

新型コロナウイルスを克服し、世界経済が元の軌道に戻るためには、各国間の自由な往来が不可欠だ。日本政府も10月1日から、新型コロナ対策として取られてきた外国人の入国要件を緩和する。

とはいえ、全面的な緩和はいまだ想像すら及ばないのが現状で、外国からの入国が認められても、一定期間の隔離が求められる。もちろん、これは日本に限った話ではなく、むしろ日本よりもずっと厳しい隔離義務を課している国もある。そのひとつが韓国だ。

今月26日から韓国に出張中の会社経営者A氏(40代、男性)の「隔離日記」を紹介する(編集部)。

参考記事:【画像10枚】成田国際空港が廃墟同然に!? こんな成田空港はじめて見ました!! 日本の航空会社は倒産しないのか?【鬼滅の刃】

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1日目~仁川空港へ

現在の日時は、2020年9月26日午後12時19分です。この原稿は、成田空港第1ターミナル出発ゲート内の航空会社ラウンジで書いています。

広々としたラウンジ内にいるのは、見たところ私を含め5人です。ゲート内を歩き回っても、ほかの旅客と遭遇することはほとんどありません。

私は13時30分発のアシアナ航空便で仁川国際空港から韓国に入国し、10月22日まで滞在予定です。前半の2週間は韓国政府が提供する施設で隔離生活を送るので、仕事のための滞在期間より隔離の方が長くなるわけです。

仁川国際空港に着くと、PCR検査を受けると同時に、隔離する施設――公共団体や企業の研修施設、あるいはホテルが割り当てられます。施設のリストを見ると、外資系ホテルの名前もあります。是非ここに入りたいものですが、自分で決めることはできません。

施設に入ったら2週間、部屋からは一歩も出られないそうです。食事は届けてくれるものの、「冷たくて不味い」とインターネットのブログにも書いてありました(言い忘れましたが、私は韓国語ができます)。

2週間も部屋の中に閉じ込められるというのは初めての経験であり、非常に不安です。昨夜、おかしな夢を見ました。犬が山羊を背負い、山を登っていくという夢です(笑)。これも不安心理の表れでしょうか。

カバンに書籍類を詰め込み、Netflixにも加入しました。孤独な2週間を過ごすための対策はこのぐらいしか思いつかなかったのですが、足りないものがたくさんある気がして心配です。

飛行機の搭乗時間が迫ってきました。ともかく行ってまいります。(つづく)

次回記事:「話がぜんぜん違うじゃん!」いきなり入国不可のピンチ 『不安だらけの韓国隔離日記』2週間軟禁の始まり

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