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欅坂46ラストライブ、激動の5年間の歴史に幕 そして新たな坂『櫻坂46』が誕生 

TABLO / 2020年10月14日 5時0分

欅坂46ラストライブ、激動の5年間の歴史に幕 そして新たな坂『櫻坂46』が誕生 

写真・上山陽介

欅坂46が、ラストライブ「THE LAST LIVE」を10月12、13日の2日間にわたって開催。約5年間にわたる「欅坂」としての活動にの幕を閉じることになりました。

2016年4月に「サイレントマジョリティー」で鮮烈なデビューを果たした後、様々なアーティスト、芸能人、時にはお笑いタレント達にも影響を与えファンを増やし続けた欅坂46。

本サイトでも欅坂46のメンバー原田葵さん、元メンバーの長濱ねるさんのインタビューを掲載してあります。

欅坂46のスタイルは革新的とも言われ、新たなアイドルグループのスタイルを世の中に提供したと言って良いでしょう。コロナ禍、コンサートが制限される中、無観客配信ライブとなった今回の公演。2日間で異なるセットリストのライブを全力で展開。チケット購入者は1日目が8万人。2日目が11万人、推定視聴者総数計57万人を魅了しました。

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ラストライブ初日。厳かなBGMが流れる中、メンバーの後ろ姿が画面映し出されました。客席ステージを進みメインステージに到着したメンバーが一列に並び、歴代のミュージックビデオやアーティスト写真で構成されたOVERTURE映像が流れます。DAY1の幕開けを飾ったのは、デビュー曲「サイレントマジョリティー」。凛とした表情で楽曲に込められたメッセージを訴えかけた彼女たちは、続いて「大人は信じてくれない」「語るなら未来を…」といった初期からの人気ナンバーを披露。ラストライブという感傷に浸らせない不敵な笑みを浮かべ、序盤からフルスロットルで躍動していきました。

メインステージに設置されたボックスセットの中で始まった「月曜日の朝、スカートを切られた」では、メンバーが電車内で歌っているかのような空間演出がヒリヒリとした雰囲気を助長。センターの渡邉理佐が凄みのある表情でカメラをみつめたかと思えば、ユニット曲「カレイドスコープ」では上村莉菜・原田葵・井上梨名・武元唯衣・藤吉夏鈴・森田ひかるの6人が柔らかい笑顔を見せます。ギターを手に橋のセットに登場した小林由依は、「渋谷川」を。今回のライブでは、曲間にメンバー一人ひとりのヒストリームービーを上映。デビュー当時の初々しい姿から現在まで、さまざまな経験を経て成長していった彼女たちの個性豊かなパーソナリティが紐解かれていきました。

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12曲目「避雷針」まで披露したところで、場内が暗転。緊張感を煽るBGMが場内に流れます。
明るくなった客席ステージに映ったのは、「不協和音」のオリジナル衣装に身を包んだメンバーの姿でした。無数のレーザービームが交差する中、熱演で楽曲の世界へと没入していく彼女たち。センター菅井友香が「僕は嫌だ」と力の限り叫ぶと、特効が炸裂しステージにはこの日一番の混沌と熱狂が広がりました。

ラストライブDAY2。「手を繋いで帰ろうか」では菅井友香と守屋茜がメインステージを飛び出し、広い客席ステージでキュートな追いかけっこを繰り広げます。「二人セゾン」のあと、菅井はファンに向けて

「いつも見守ってくださってありがとうございます」と挨拶。菅井は声を震わせながら「改めて今、欅坂でよかったなと思っています。5年間でいつの間にか当たり前の存在になって、人生の一部となっていた欅坂46と、ついにお別れすることになるんだなって。いかにかけがえのない存在だったか…チームの皆さん、応援してくださる皆さん、そしてメンバーの皆がどれだけ大切だったのか。

人生を変えたいと思ってオーディションを受けた子が、特に欅坂には多いんじゃないかと思います。悩んだり苦しい時期もたくさんあったけど、どんなときでも支えてくださる皆さんやメンバーがいたからみんなで乗り越えてこられたと思っています。欅坂の素敵な楽曲や歌詞にいろんなことを教えてもらいました。

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どんなに醜くても苦しくても、自分たちらしくいていいんだと教えてくれたのは欅坂でした。

皆さんとの思い出を決して忘れません。皆さんの心の中で、欅坂の楽曲や作品が生き続けてくれたらうれしいです。どんなときもキラキラの緑のペンライトで道を作ってくださり、ありがとうございました。欅坂に出会って、応援してくださって本当にありがとうございました」

とメッセージを送りました。

欅坂46としてのすべてのパフォーマンスが終了、万感の表情を浮かべるキャプテン菅井はメンバーを代表し「欅坂46が大好きです。皆さんとの5年間は、ずっとずっと宝物です。本当にありがとうございました。以上、欅坂46でした。ありがとうございました」と挨拶。オーケストラアレンジの「サイレントマジョリティー」と共にスタッフクレジットが流れるおよそ3分間、メンバーはお辞儀をし続けこれまでの感謝を伝えました。

そして「欅坂」は「櫻坂」へと生まれ変わります。今後の櫻坂46へ期待大です。(構成◎編集部)

 

■欅坂46 THE LAST LIVE セットリスト
DAY1  2020年10月12日(月)
OVERTURE
01. サイレントマジョリティー
02. 大人は信じてくれない
03. エキセントリック
04. 語るなら未来を・・・
05. 月曜日の朝、スカートを切られた
06. Student Dance
07. カレイドスコープ
08. 渋谷川
09. I’m out
10. Nobody
11. 東京タワーはどこから見える?
12. 避雷針
13. 不協和音
14. キミガイナイ
15. 君をもう探さない
16. もう森へ帰ろうか?
17. 黒い羊

DAY2 2020年10月13日(火)
OVERTURE
01. 危なっかしい計画
02. 手を繋いで帰ろうか
03. 二人セゾン
04. 太陽は見上げる人を選ばない
05. 制服と太陽
06. 世界には愛しかない
07. コンセントレーション
08. Deadline
09. 10月のプールに飛び込んだ
10. 砂塵
11. 風に吹かれても
12. アンビバレント
13. ガラスを割れ!
14. 誰がその鐘を鳴らすのか?
15. サイレントマジョリティー
16. Nobody’s fault (櫻坂46新曲)

 

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