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もしもパスポートを失くしたらどうすればいいの? 海外で安全かつ健康な旅行をする4つのポイント

TABLO / 2018年5月30日 11時30分

もしもパスポートを失くしたらどうすればいいの? 海外で安全かつ健康な旅行をする4つのポイント

 この記事が掲載される頃、私はBNK48の握手会参加のため再びタイ滞在中なのですが、この機会に読者の皆さまがタイをはじめとしたアジア旅行の際にトラブルを少しでも回避する参考になればと思い、筆者の失敗談を語りたいと思います。

※編集部注;ヨーロッパ編、アメリカ編、アフリカ編などはご要望があれば掲載します


1、熱中症


 デング熱や食中毒ほど注意を払われていないものの、危険性がかなり高いのが熱中症です。でも熱中症になったことがある方っていますか? 筆者は自分がなった経験がなかったので、「これが熱中症の症状なのだ」と気付くまでに3回を要しました。

 筆者の場合、最初軽い頭痛から始まり、次第にだるさを感じ歩くスピードが遅くなります。そして決まってエアコンの効いた屋内に入った際に大きく体調を崩します。喉がやたらと乾き水をガブ飲み。そして急に寒気を感じ、食欲がなくなります。時には嘔吐も。

 経験では晴れた日よりも曇天や雨上がりの際に発症しています。でもさすがに3回の経験を経て学習し、外歩きを長くする際にはこまめに塩分入りのジュースを飲むようにしたことで、熱中症にはならなくなりました。軽い頭痛とだるさを感じたら要注意です。


2、食中毒


 1回の嘔吐で治った軽いのから1週間まともに歩けなくなったものまで数えきれないぐらい経験しましたが、短期の観光旅行で食中毒になったら旅が台無しですよね。要注意は氷と魚介類。アジア旅の経験が少ないうちは屋台でそれらを口にするのは避けたほうが無難ですね。筆者は高級ショッピングセンター内の日本食店の寿司でもあたりましたが。


3、盗難


 治安の良い日本に慣れていると、カフェでドリンクを取りに席を外した一瞬の隙に持ち物が盗難に遭ったりでなかなか刺激的です。筆者はタイ南部へ向かう寝台列車内で通路に設けられた荷物置き場にバカ正直にバックパックを置いておいたところ、翌朝見事にパスポートと現金が抜かれていました。

 パスポートの盗難に遭うと、代わりとなる「帰国のための渡航書」発行のため、ツーリストポリス、日本大使館、入国管理警察をまわっての手続きに1日半を要するのも痛いです。手続き迅速化のためにもパスポートの顔写真のあるページのコピーを別の場所に保管して携行することを強くお勧めします。


4、交通事故


 乗車した路線バスが並走する他のバスと公道レースを始めた末に接触事故を起こした場面を何度となく体験しましたが、自分が怪我を負う目には幸いにも遭ったことがありません。でも歩いていた真横でバイクが転倒したところに路線バスが走って来てスイカ割り状態で即死する瞬間に遭遇したことがあります。

 この例の他に交通事故ではないですが、バンコク中心部の繁華街で拳銃で撃たれた跡のある男性がうつ伏せの状態で死んでいるのを見たこともあります。警官が傍にいたことから逃走した麻薬の売人が警官に撃たれたのかもしれません。

 タイは日本に比べて死が身近にあるように感じます。交通事故に話を戻すと、日本では交差点の角を左右を注意せずに飛び出してくる歩行者や自転車をよく見かけますが、同じことを車優先社会のバンコクでやったら命がいくつあっても足りません。筆者は外を歩く時は左右に絶えず注意を払う癖がついて、日本でも同様にしています。

 ガイドブックや外務省のウェブサイトに掲載されている旅行の際の注意事項は大前提で、その上で筆者の体験も失敗例として参考にしていただけたら、タイなどのアジアへの旅をより安全かつ健康に楽しんでいただけると思います。(文◎赤熊賢)

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