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紀州のドンファン幼妻出演AVサンプルが天文学的再生回数! 今こそ『AVソムリエ』たちに賛辞を|春山有子

TABLO / 2018年6月10日 16時46分

「紀州のドン・ファン怪死事件」から2週間以上が経過しましたが、その過程で第一発見者である妻(22)の様々なことが発掘されています。

 本名、ツイッターやライン、インスタグラムアカウント、通っていた美容専門学校、素人モノAV出演の過去。

 特にAVについては話題となっており、独占配信されているサイトでは、2017年9月配信の2作品がジャンル別売り上げ1位、2位にランクイン。そのうち1本のサンプル再生回数は161,414回(6月8日時点)という、サンプル再生回数業界的には天文学的数字を記録しています。
 なぜ、数ある過去の中でもAVのみが、これほどまでに人を沸かせるのでしょうか。「美容専門学校に通っていたんだって」「マジかよ! エロすぎィ!」、「SNSに写っている出没スポットが、パパ活女子とまったく同じだって」「マジかよ! エロすぎィ!」とはならないのに。みんな、AVとなると、すぐ沸く。

 そんなことよりも沸くべきは、"AVソムリエ"のすごさについてではないでしょうか。今回も疑惑のAVが知られたきっかけは、"AVソムリエ"だといわれています。


【"AVソムリエ"とは】
 世に流通するAVに精通し、たった1枚の画像やあいまいな文字情報だけで、女優名や作品名を言い当てることができるほか、有名人の過去出演作を特定する特殊能力者。
 大型掲示板5ちゃんねるには、「迷宮入り動画をAVソムリエがいとも簡単に答えるスレ」などがあり、無償で人助けをしているほか、「AVのスクショから作品を特定するシステムを作った」という猛者も現れ、ものの15分で探し当てるなど「神」と崇め奉られている。
 近年では「仮面ライダー響鬼」(テレビ朝日系)イブキ役の俳優・渋江譲二が"AVソムリエ"を自称し人気AV女優との対談仕事を得ている。


 これまでAVソムリエたちは、様々な女性の過去を発掘してきました。
 記憶に新しいところでは、2016年、「アサヒ芸能」のAVソムリエが発掘した、某声優が2008年に出演していたオムニバス素人モノ。同誌がきかっけでネット上では検証サイトが乱立。本人サイドは否定し続けたものの、その後の活動にも影響を及ぼしました。

 あまり話題になりませんでしたが、先月、元AKB48所属、現読者モデルなどとして活動中の女性の出演作が、「東スポ」のAVソムリエにより発掘。出演していたのはプレステージの素人作品ですが、AKB活動期間が数ヶ月ほどな上、読者モデルといってもほぼ一般人。あまりにも無名のため、「今後、AV女優としてデビューするための、新たな売り出し方では?」とも言われています。

 古くは、名ドキュメンタリー「余命一ヶ月の花嫁」(TBS)のヒロインの過去AV出演作が、関係者ソムリエの暴露により発掘。感動ポルノより通常ポルノに話題が集中してしまったことも。
 さらにヒロインの友人として番組に出演していた女性が、素人モノではなく名前のあるAV女優だったことがソムリエたちの検証により判明するなど、芋づる現象も起きました。

 たった一度、ナンパモノに出演し胸をあらわにした相澤仁美や、同じくナンパモノで男性器を模した飴を舐めさせられた元テレビ愛知・松本圭世アナも、ソムリエたちがきっかけでした。相澤はこれを機に露出が激減し、松本アナにいたっては、入社3ヶ月で3年前の出演作が発掘されてしまうという悲劇。すぐに全番組降板、4ヶ月後には退社するにはめになったほどです。

 なぜAV出演によりその後の活動に支障が出なければならないのかは理解に苦しみますが、AVソムリエの影響力は良くも悪くも絶大なのです。

 一方、現役AV女優の方々も、プライベートでAV出演を隠していてもすぐにバレがちです。これまで取材でうかがった中では、早乙女ありささんはデビュー数ヶ月後、当時の夫がたまたま手にした週刊誌に目線の入った早乙女さんを発見。特定要因は「おっぱいの形」だったそうです。
 初川みなみさんもやはりデビュー直後、通っていた大学構内で突然知らぬ男子学生から「初川さんですか? なんでこの仕事やろうと思ったんですか?」とニヤつきながら聞かれたそう。「想像にお任せします」と毅然と答えたといい、「TSUTAYAでバレたんでしょうね。仕方がない。好きにしてって感じです」と悟ったような当時を振り返っていたのが印象的でした。AVソムリエは、家族や同級生など、あらゆるところに潜んでいるのです。

 さて、冒頭の妻に話を戻すと。「週刊新潮」(6月14日号)によると、ドン・ファンこと野崎幸助氏が亡くなる10日前に、妻のAV作品を従業員がすでに発見していたといいます。死亡後、警察が彼らの携帯を押収した際、みんなが妻のAVを保存していたことがわかったといいますから、特別な能力を持つ"AVソムリエ"でなくとも、ほとんどの男性には、AVをソムる能力が潜在的に備わっているのかもしれません。

  AVのスカウトマンは、かならずいろいろな理由をつけては「だいじょーぶ、バレない、バレない」と言い張りゴリ押します。でも高確率でバレるのです。AVソムリエが、この世にいる限りーー。(取材・文◎春山有子)

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