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新幹線無差別殺人の小島容疑者像をネトウヨと関連付けさせようとする報道に「落ち着いてください」

TABLO / 2018年6月11日 12時12分


 今月9日午後9時50分頃、新横浜―小田原間を走行中だった東海道新幹線「のぞみ」車両から「刃物で切られた人がいる」との通報が入りました。

 事件が起きた12号車では、男が果物ナイフやナタなど刃物を使い乗客を無差別に襲撃、26歳と27歳の女性が重症を負い、これをかばう形で割って入った30代の男性が首や肩数十箇所に深い傷を負い心肺停止のまま救急搬送されましたが搬送先で死亡が確認されました。

 この事件では愛知県岡崎市蓑川町在住の無職、小島一朗容疑者(22)が現行犯逮捕されており、調べに対しては「新幹線内で殺意をもって人を刺したことは間違いない」「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」と無差別殺人を匂わせる供述をしています。

 小島容疑者は幼少期から「言われたことを言葉のままにしか理解できない」と形容されており、発達障害を抱えていたのではという憶測もささやかれています。

 これらが原因で家族仲も円満ではなく、学校内ではイジメの対象とされ、自立支援学校を出た後も就職先ではやはり人間関係に悩むということで、ここ数年は引きこもりがちだったと言います。

 約半年前には、身を寄せていた祖母宅から「旅に出る」と飛び出しており、犯行直前には長野県内で野宿のような生活をしていたと明かしています。

 もちろん、この事件報道は日本中を駆け巡ることとなりましたが、報道側と受け止める側に大きな隔たりが生じています。

 最近でも先月に発生した新潟の女児殺害事件では逮捕された小林遼容疑者に対する「一時はアニメが好きな友達と仲がよかった印象」といった言葉で「アニメオタク」であるようなこじつけ報道が物議となりましたが、今回の小島容疑者に対しては「引きこもっていて、靖国神社や出雲大社などの神社の本をよく読んでいた」との証言で「ネトウヨ」であるかのような印象操作が物議となってしまったのです。


・靖国神社トイレ爆破したコリアンも靖国神社の本を読んでたぞ

・ドストエフスキーも読んでたらしいし単なる興味だろ

・アニメ叩きできなくて血の涙流してるマスコミさん、ドンマイ

・そりゃ靖国や出雲大社の本も読んでたんだろうけどさw

・理解力がないまま大量の知識に触れても意味がない

・本読んでたらネトウヨ認定とかもうこれわかんねぇな


 これまで、長きに渡り横行してきた犯人に対する憎悪や嫌悪感を助長、あるいは増幅させるような報道のあり方には、疑問や違和感を感じ反発を強めるものも急速に増えつつあるようです。

 今回の痛ましい殺傷事件では、メディア側の一元的な報じ方自体が岐路に立たされていることも露呈したと言えます。是非、落ち着いた報道をお願いします。(文◎編集部)

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