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大阪地震 直後の電車に乗った娘の安否 関西の交通網はいまだに混乱が続いています

TABLO / 2018年6月18日 18時52分

 6月18日(月)午前7時56分ごろ。

 ガタガタと揺れたと思ったら、大きく揺さぶるような横揺れが。そして、緊急地震速報が鳴り響き...。阪神大震災以来の大きな揺れに思わず足がすくむ思いで外へ出ると、近所の老人たちが心配そうに外へ出てきていました。幸い、京都市内では大きな被害もなく、街は通常通りにみえましたが、交通機関は大混乱。

 地震直後、通学中の娘に電話をしたがつながらず。地震発生の15分前に娘は京阪電車に乗り、学校へ向かう途中でした。娘によると、地震時の車内は、何かにぶつかったかのような大きな衝撃で「事故だ」と思ったほどだったとか。中にはパニックで泣き出す女子中高生もいたそうで、車内は一時騒然としたそうです。
 もちろん電車は全て運転見合わせ。途中駅で足止めを食らい、行くにも戻るもできない状況。電話もつながらない状態で、学生同士で声をかけ合い、不安な時間を過ごしたようです。
 幸い、娘が乗った電車は駅に差し掛かったところで停車していたらしく、扉がすぐに開き、気分を悪くする人もいなかったとか。途中駅まで迎えに行き、娘は事なきを得ましたが、普段は静かな駅もサラリーマンや通学途中の学生で溢れていました。

 また、公共交通機関が運転見合わせ、そして高速道路が通行規制のため、主要道路が大渋滞。友人によると滋賀方面から京都、大阪へ向かう国道や幹線道路は全く動かず、通常なら15分ほどのルートが1時間以上もかかったようです。
 普段は100台ほどのタクシーが待機する京都駅も、すべて出はらった状態でタクシー乗り場には列ができていました。JRの復旧は19時を目処にしているそうで、帰宅できない人々が駅ビルのあちこちで座りこんでいました。

 大阪在住の友人らによると、朝に電気、ガスが止まり「水シャワーをして、とりあえず仕事に向かった」という人や、「市内中心部から堺市近くまで自転車で移動した」という人も。また、マンションの壁が一部剥がれ落ちる、自宅の棚が崩れたなどの被害もあったと聞いています。

 昼を過ぎても余震は時折あります。17時ごろには大きな揺れを感じました。スーパーで水を購入、風呂に水を貯める、カセットコンロと懐中電灯の用意など、大阪、京都では次の大きな余震に備える人たちが多くいるようです。
 京都市内の私立小学校では明日の休校を決めたところもあります。まだ明日以降も混乱が続きそうです。(取材・文◎東山みなみ)

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