ASKAだけじゃない!? 芸能界・薬物汚染ルートの大物売人に接触「事務所とも取引が...」
TABLO / 2013年9月21日 11時0分
最近では清水健太郎や岡崎聡子らの「常連」による覚せい剤、脱法ドラッグなどでの騒動により、「やはり芸能界とドラッグは切り離せないのか」と思った方も多いだろう。週刊文春による一連の「シャブ&ASKA」報道も記憶に新しい。
芸能界の薬物汚染は以前から噂されているが、なかなかその実態は見えてこない。そこで都内で活動する、ある「売人」に接触を試みた。この男は元指定暴力団幹部で現在の肩書きは無職。だが、身に着けているものは誰が見てもいい物ばかりであった。男との間にはある人物を介していて、その紹介者からは「相手のシノギを潰さない様に」との条件を出されている。
彼は、「芸能界薬物ルート」の一端を担う、"大物売人"だと噂される人物である。六本木に古くからある喫茶店で、簡単なインタビューははじまった。
◇
――取引相手はどんな相手なのか。
「芸能関係者だよ」
――元々のきっかけは。
「俺が所属していた組織とは関係無いんだけど、●●会にXと言う芸能関係に強い人間がいてな、その人間がカタギになるから、代わりに毎月卸してくれ、と頼まれたんだ。もう5~6年になるね」
――毎月どれほどの量をさばいているのか。
「その月によって違うし、扱うものも種類多いから。覚せい剤だけでもキロ単位だよ」
――客は芸能関係だというが、どういうルートで広がるのか。
「事務所関係者がどっぷりというパターンもあるし、大物の所属タレントの代わりに買うってスタッフもいる。詳しくは言えないけど、大手プロダクションの子会社系なんてのは事務所ごとっていう」
――芸能人からの直接注文もあるのか。
「無いとは言えない。家まで配達してやるから彼らは安心している。そういうのはほとんど事務所には内緒。だから、芸能人が薬物に染まるのって、いろんなパターンがあるんだよな。だけど、正直なところ芸能人と直接取り引きするのはリスクが高いんだ。だから、なるべく間に信頼できる人間を挟んだりするのが普通。あいつらは捕まったら『渋谷でイラン人から買った』とか言えないからな。もし芸能人が捕まったらもみ消さない限り、あいつら全部ウタうもんだと思ってるから。誰からいつ買ったとか。直接取引はあいつらもリスクあるけど、俺たちもリスクあるってことなんだよ」
――話題になったASKAはどう思うか。
「あれは完全に周囲が黙認してたパターンだろ。それにしても馬鹿な奴から買ったな、と思うよ」
――やはり芸能界に薬物は蔓延しているのか。
「そりゃ一般人に比べると相当な量だと思うよ。やつらのホームパーティーとか覗いてみればわかる。みんな、なんかしらの薬物でキマってる。好きなやつは絶対に止められないから」
――芸能界にはいくつの薬物ルートあるのか。
「そんなの誰も把握できないだろ。モデル関係、AV関係は独自に相当な量が出てるらしいけど、卸してる人間はまったく別だしな。俺以外にも事務所の連中に卸してるのがいるみたいだしな。たまにもうブツが切れたころかな、と思って連絡すると『今回は別(のルート)で買ったんで、また来週よろしく』とか言われることもある。芸能人個人で買ってるやつだって、それぞれ付き合い深い売人がいるはず。誰から買おうが勝手だし、ブツの品質が落ちたり、値段がほかより高いと客が離れることもある。こればっかりはカタギの客商売と同じなんだよな」
――芸能界の需要は多いのか。
「確実に増えてるとは思うよ。いまの若い連中は脱法ハーブの影響で、ドラッグ自体への抵抗感が低いからな。それが芸能界に入って金を稼ぐと、脱法なんてやっていられなくなる」
◇
インタビュー後、この"大物売人"は裏話として芸能人の名前を複数名あげた。そのなかには誰もが知っている国民的アイドルXも含まれていた。目の下のクマやその顔付き、挙動をしてXは以前から薬物使用の噂が絶えなかった人物だ。女優PからASKAまで続く芸能界の薬物汚染騒動は、さらに大きな激震を迎えるかもしれない。
Written by 東堂玄介
Photo by 贖罪/朝日新聞出版
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