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ベトナム人留学生が介護業界から熱い視線 2020年までに1万人を受け入れると政府発表

TABLO / 2018年7月26日 14時48分


 ベトナムから介護人材を一年以内に三千人、2020年夏までに一万人を受け入れることを日本政府とベトナム政府との間で合意したことが報じられました。近年、日本への人材紹介会社をベトナムで設立するブームもあります。ベトナム介護人材の魅力は何でしょう。

「ベトナムのみならず東南アジア諸国は、認知症老人を家族で面倒をみるので、介護を自然体でできるのです。『あら、おじいちゃん、面白いことを言っているわ』と楽しみながら、認知症老人を介護をする心の余裕があります。だから、介護人材には、適任なのでしょう」(ホーチミン在住 日本人経営者)

「前にベトナム人のスタッフを雇っていましたが、高齢者に大人気でした。優しく明るく 気遣いが素晴らしいのです。古き良き日本の女性の良さのようなものを持っています。悪口を言わずに真面目に働きます。あと、中国の隣で肌の色や顔も日本人に近いので老人も親しみやすいようです。」(介護施設経営者)

 現場での評判は良いベトナム人。しかし、言葉の壁はやはりあるようです。

「笑顔で会話はできますが、報告書の文章が小学生並みで残念なところがあります。関西弁指導まで高度な日本語教育は、ベトナムの大学で行われているようですが、そこまで日本語レベルの高い人は介護には来ないので、日本語を書く力の要請が急務でしょう」(前出・介護施設経営者)

 読み書き対策にベトナム版「うんこドリル」の商機到来かもしれません。(文◎冴島奈穂美)

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