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アイドルを近くで見てみたいけど行く勇気がないあなたに、これさえ知っておけばOKなハロプロ入門

TABLO / 2018年8月15日 12時0分


 8月12日に開催されたROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018最終日に、ハロー!プロジェクトからモーニング娘。'18とアンジュルムの2組が出演し、大盛り上がりとなりました。

 RIJ初出演となったモーニング娘。'18は、大規模音楽フェスへの出演そのものが初。LAKE STAGEという1万人規模のステージでの出演だったのですが、入場規制となるほどの大盛況。現場に行っていた音楽ファンたちの反応も上々で、バッキバキに歌い踊る姿はかなりのインパクトを残したようです。年2回の全国ツアーをコンスタントに続けている老舗アイドルグループとしての矜持をしっかりと印象づけた形です。

 そして、昨年に引き続き出演したアンジュルムは、屋根のあるBUZZ STAGEでのパフォーマンス。キャパシティー4500人規模のステージですが、テント内に入り切らないほどの観客が集結するなど、こちらも大盛況。モーニング娘。同様、歌とダンスのクオリティーが高いのはもちろんですが、個性的なメンバーが揃っているアンジュルムはハロプロの中でもとにかくステージからの圧力がハンパなく、初見であってもグイグイと引き込んでいくパワーを持ち合わせたグループです。本領発揮と言わんばかりに、多くの音楽ファンたちが圧倒されたことでしょう。

 今回のROCK IN JAPANでモーニング娘。'18とアンジュルムを見て、ハロー!プロジェクトに興味を持ち、単独ライブやハロー!プロジェクトのコンサートに行ってみようと思った人も少なくないはず。そんな音楽ファンに向けて、モーニング娘。'18やアンジュルムの単独ライブではどんな光景が待っているのか、簡単に説明したいと思います。


意外と女性ファンが多いが、おじさんも多い


 モーニング娘。'18の単独ツアーはキャパ2000人規模のホールで行われるのが基本で、ツアーファイナルなど特別な公演は日本武道館で開催されることが多いです。アンジュルムもホールツアーは同じ規模ですが、ライブハウスツアーも行っています。また、アンジュルムもツアーファイナルなど、特別な公演を日本武道館で行います。

 女性アイドルのライブなのでやはり男性ファンが多いのですが、意外と女性ファンも多いのがハロプロの特徴。地方では女性比率は低くなりますが、都内でのライブであれば、3割から4割くらいが女性ファン。日本武道館など大きな会場での公演では、女性率はさらにアップします。ちなみに、男性ファンの年齢層は10代よりも30代以上のおじさんが多めです。

 そのファンたちの多くが、色が変わるペンライトを持ち、自分の推しメンの色を光らせて応援しています。曲の中に入る"コール"は統率されていて、メンバーたちの振り付けをコピーするファンも多め。ただ、ほかのアイドル現場とは多少マナーが異なり、たとえばイントロで「タイガー!ファイヤー!」などという、いわゆる"MIX"は絶対に入ることはなく、イントロでは「オイ!オイ!」といった掛け声が入ることが多めです。また"振りコピ"も、メンバーの動きと左右の動きが鏡合わせになる"ミラー"ではなく、メンバーが右手を動かしたらヲタも右手を動かす"コピー"となるなどといった特色があります。

 初めてハロプロのライブを見た人は、統率されたヲタの姿に面食らってしまうかもしれませんが、それもまたハロプロの醍醐味でもあります。いきなりそのヲタたちとコールをして振りコピをしろというのは無理な話なので、まずは座ってライブを楽しめるファミリー席での観覧をオススメします。ホールの場合、ファミリー席は2階席に設置されることがほとんどで、1階席の統率がとれたヲタの姿を見ることもできます。ファンの姿も含めやハロプロライブの"異様な楽しさ"の全貌を体験できるでしょう。


パフォーマンスを間近で見られるありがたさ


 モーニング娘。'18やアンジュルムはフェスでもインパクトを残せるくらいに、とてつもないパフォーマンスを見せてくれるわけですが、通常のツアーでは2000人クラスのホールでライブをやっています。たしかに、もうちょっと大きな会場でもいいのではないか?との声も出てきますが、裏を返せばそれだけ近いところで素晴らしいパフォーマンスを体験できるということでもあるのです。

 大きな会場で豆粒みたいなメンバーたちを見るよりも、近くでメンバーたちを見られるということは、かなり特別な体験となるでしょう。単純にお得感もあるし、メンバーたちの細かい動きや表情を見て、深く楽しむことができる。そして、気がついたら何度もライブに行きたくなって、ハロプロ沼にハマっていくのです。

 また、単独ライブだけでなく、毎年正月と夏にはハロー!プロジェクト全体のコンサートがあり、そこではモーニング娘。やアンジュルムだけでななく、Juice=Juice、カントリー・ガールズ、こぶしファクトリー、つばきファクトリー、ハロプロ研修生とハロプロメンバーが総出演。時には客席にメンバーたちが降臨して、通路で歌い踊るなんていうとんでもないサービスまでも! 真横に降り立ったハロプロメンバーのこの世のものとは思えない可愛さを目の当たりにしようものなら、その人生も大きく変わってしまうかもしれません!

 ハロプロのグループはとにかくライブの回数が多く、比較的チケットが取りやすいのも大きなメリットです。老舗であるがゆえのハードルの高さのようなものもあるでしょうが、1人で参戦しているヲタも多く、意外と自分なりの楽しみ方もできます。ROCK IN JAPANでモーニング娘。'18やアンジュルムに興味を持ったというアナタ。是非とも気軽にハロプロのライブに行ってみてはどうでしょうか。そして、その奥深すぎる沼にハマってみようではありませんか。(文◎大塚ナギサ)

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