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「墓じまい」に対して寺側が数百万円請求に疑問の声 何にそんなに費用がかかるわけ?

TABLO / 2018年8月17日 13時22分


 お盆シーズンと言えば、帰省と墓参りがセットで思い起こされるが、この扱いの難しい墓や遺骨を巡るトラブルが急増しているという。

 核家族化や墓守の担い手がいないという問題などが影響し、「墓じまい」を申し出る檀家が急増しているようなのだが、これに対して高額な離檀料を請求されるという事案が急増しているというのだ。

 遺骨を永代供養墓へ移設するのか、自宅へ持ち帰るのか、散骨なのかなどの状況により大きく金額も違うが、一般的に30万円~200万円程度の請求が突きつけられるという。また、酷いケースでは700万円の請求があったという事例も報告されている。

 このような請求事例の多さにたじろぐものも多く、インターネット上でも墓じまいに対する意見交換が盛んに行われることに。


・携帯会社の違約金より酷いな
・足抜け料ってか、マジでヤクザそのものだな( ´∀`)
・小指落とされる方が良心的なレベル
・死んだ人間のために生きてる人間が苦しむってあほくさ
・冷静に考えて自分の家族だとしても骨とかいらねーだろ...


 そして、現状で墓じまいを検討しているものは、墓をどうすべきかという議論を展開し、以下のような声が寄せられている。


・わざわざ金払って墓じまいしなくていい
・強制取り立てとかないんだし、放置すりゃいいじゃん
・寺の許可なく遺骨を持ち出すと埋葬法だかなんだかで犯罪。払わないなら許可出さんぞと骨を人質にして離檀料を強請られる
・骨放置でいいならバックれてOK
・払わなけりゃ勝手に墓ごと処分してくれるだろ
・借金でも税金でもないから強引な取り立てもできない

 
 確かに遺骨の移設には改葬手続申請といった手続きも必要になり、墓石の撤去や処分にも数十万円の費用が発生する。そのため、「放置」というアイデアが現状で最も有力とされている。

 この「放置」で無縁墓となった墓がどうなるのかと言えば、墓は撤去され、遺骨は合祀墓に移されることになる。

 既に全国の約40%の墓が無縁墓状態にあるというデータもあるようだが......。このまま「墓」という概念は時代の流れに乗れず、取り残されていくことになるのだろうか。(文・編集部)

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