丸ノ内線内で女子高生に向けて体液を発射させた男の裁判 検察官の「病院行った方がいいんじゃないの?」に男が答えた内容が最悪だった
TABLO / 2020年12月1日 5時40分
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写真はイメージです
周りに中止されながら発射
普段は副都心線で通勤している黒木利晃(仮名、35歳)はその日の朝、何故か丸の内線に乗り込んでいました。もちろん通勤のためではありません。
彼は以前に2回、電車内での公然わいせつで捕まった前歴があります。
そんな事情を知る由もない周りの乗客から見ても彼の行動は奇異に映るものでした。
彼を現行犯逮捕した方の供述です。
「被告人ははじめ、女子高校生のすぐ近くに立っていました。奥にスペースがあるのに少しずつ女子高校生に近づいていってピッタリ張り付くような感じになったので『何もなければいいな』と思いながら注視していました」
何もなければいい、その願いは叶いませんでした。
彼はおもむろに陰茎を露出し、手で弄り始めたのです。
「『おい、何をやってんだ!』と声をかけて被告人を取り押さえました。陰茎の先から液体が出たのが見えました」
何をやってたかは明白ですが、他に声のかけようもありません。その時彼は
「すいません、出来心で…」
と必死に陰茎を隠そうとしていたそうですが、今さら隠したところで手遅れです。
こうして3度目の逮捕となった彼は、初めて公開法廷での裁判を受けることになりました。
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大学で何を学んでいても無駄
「見せようとしたわけではありません。見られてると考えてませんでした。車内は満員で暗かったですし、性欲にとらわれてそこまで考えてませんでした」
これが彼の言い分です。見せようとしたかどうかはともかく、満員電車で自慰をしておいて見られる可能性は考えなかったそうです。
過去に2度捕まっていながら懲りずに同種の犯行を重ねた点については
「前回捕まった時も反省しました。でも、反省しかしませんでした。自分の問題を改善するための行動をしなかったと自覚してます」
と振り返っています。
では、今後彼は再犯を重ねないためにどのような行動を取っていくのでしょうか?
「私は大学と大学院で教育心理学を学びました。認知行動療法なども知っています。もう一度勉強し直して考えながらセルフケアをやっていきます」
「病院に行くことも考えましたが、自分で何をすべきか自分で考えて落としこんで自分でやる方が効果があると思います。医者の指示に従っているからと油断してしまうのが怖いので病院には行きません」
言っていることはわからなくはありません。
しかし彼が捕まるのは3度目です。2回逮捕されて更生できなかった人間の
「自分で頑張る」
という言葉など信用できるはずがありません。
検察官は彼の言い分を真っ向から批難しました。
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無責任な被告の弁明
――いろいろ言ってたけど、そういう学問を学んだのって10年前ですよね? その間に2回捕まって、捕まった時以外にも何回もやってますよね? なんで今まで学んだことを活かさなかったんですか?
「できませんでした」
――じゃあなんで今回はできるって言えるんですか?
「……」
――医者や他人に助けを求めないって言うけど、今すぐ病院行った方がいいんじゃないですか?
「今のところ、自己改善が進んでる実感はあります」
――そんなの全部あなた次第ですよね? これまでの何十人っている被害者が今のあなたの話を聞いてどう思います? 『なるほど、この人はもうしないんだ』って思いますかね?
「どうせまたやる、と思われていたいです。そのプレッシャーの中で生きていたいです」
長々と話していましたが、結局は病院に行く気はないようです。
病院に行けば確実に更生できるというものでもありませんが、かといって自分の力で更生できるとは思えません。それができる人は3回も捕まりません。
今回は執行猶予付きの判決でした。次回がもしあれば執行猶予は付きません。(取材・文◎鈴木孔明)
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