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フランスのテロで使用された"悪魔の母"をネット上の設計図を元に製造した名古屋の少年が逮捕

TABLO / 2018年8月21日 13時57分


 古くは「腹腹時計」といった爆弾製造方法を記したゲリラ戦法指南書の拡散、近年では爆弾製造に挑む主人公を描いた映画や漫画などにインスピレーションを受け、実際に爆弾を製造してみるという者が現れる事案も少なくない。
 ここのところ、日本でも徐々に逮捕者が出始め、ついには19歳の大学生(事件当時高校3年生)が逮捕されるに至ってしまった。


 今年3月、名古屋市名東区の公園で「爆発音がした」との通報があり、署員が駆けつけると、地面の一部に焼けた跡が確認された。

 捜査線上に浮上した付近在住の少年(当時高校3年生)に事情を聞き、家宅捜索をすると、高性能爆薬「過酸化アセトン(TATP)」を自宅で製造して疑いが強まったため、今月20日に爆発物取締罰則違反(製造など)の疑いで逮捕となった。

 このTATPは2015年に発生したフランステロでも使用された威力の強い爆薬で、原料の入手が比較的容易なうえ作り方も難しくないようで、欧米では「悪魔の母(サタンの母)」と呼ばれているもの。
 一方で少しの衝撃や摩擦、火花で大爆発に至る不安定さをもつ爆薬でもあるため、今回大事に至らなかったのは不幸中の幸い。


「これ以前から危険人物として近所では認知されてたんだろ」
「才能の使い道を間違えた典型」
「作る知識とスキルがあるなら作りたくなるよな」
「ちゃんと人のいない山の中とかで実験しろよ、なんで公園なんだよ」
「国内では愛知県や岐阜県の男性が摘発されている で。今回名古屋市。東海地方に集中し過ぎw」
「しかし家で爆発してもおかしくないのに、近所の人もびっくりやろな」
「焼酎でありそうな名前 魔王の母」
「魔王の母でございます」


 ネット上ではこのように大騒ぎとなった。
 なお、昨年爆弾製造方法を解説する動画を投稿し逮捕された愛知県の男は、逮捕時に次のように語っている。

「動画を見て誰かが『TATP』を造り、爆発させるのを期待した」

 その通りのことが現実に起こってしまった。(文・編集部)

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