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若手芸人へのパワハラではないか! 24時間テレビのマラソンに対する批判に当のみやぞんは......

TABLO / 2018年8月23日 11時30分


 今週末に放送する日本テレビの長寿番組『24時間テレビ』。その目玉企画である恒例のチャリティーマラソンに、今年はANZEN漫才のみやぞんが挑戦しま
す。しかも、例年の長距離マラソンに挑むだけでなく、バイクに水泳も加わる初のトライアスロン形式とあり、良くも悪くも注目が集まっています。

 みやぞんといえば、『イッテQ』でのチャレンジ企画で魅せるタフな底力と粘り強さに定評があります。すっとぼけた芸風と人の良さそうな笑顔も相まって少しずつ知名度を高めていき、若手芸人の中では頭一つ飛び出た存在と、各局から太鼓判が押されているほど。しかし、何に対しても根を上げない頑張り屋な彼でも、間も無く立ち向かうのは総距離161キロという途方もない道のり。
「命の尊さを問う番組なのに、危険性が伴うことをやらせていいのか」「若手芸人に対するパワハラに他ならない」「死なないでほしい」など、ネット上では心配の声が上がっています。

 そこで、日本テレビの社員に聞いてみました。局内ではこの無謀な企画を、どのように捉えているのか。

「当然ながら、賛否両論。チャリティーマラソンに関しては毎年なんだかんだ言われているけど、結果論として視聴者からの評判はそこそこ良い。けれど、古い体質を捨てきれないというか、今の時代に沿っていない企画なのではないかという声は、内部からも上がってます。それなら新しい企画を考えましょうってことで何度も打ち合わせを重ねてるんですが、事務所への打診やらキャスティングで半年はかかりますから、作り手側がじっくり腰を据えて考える余裕もない。ぶっちゃけ手詰まり感もあるし、番組に対するバッシングも年々ひどくなっているので、『笑っていいとも』じゃないですけど、一旦お開きにしちゃうのも手かな。僕と同じような意見を持つ社員も多いんですよ」

 当のみやぞんの本音も気になるところ。海外ロケの合間にコーチなしの単独でトレーニングを積むなど、ここ数ヶ月は視聴者の目が届かないところで必死に体づくりをしていたと聞いています。

「彼はものすごく謙虚。こんな大役を与えてもらったからには期待に応えたいと常に前向きです。その姿が逆に番組スタッフを勇気付けているというか、奮い立たせてくれてる。僕が聞いた話で感動したのが、相方のあらぽんっているじゃないですか。彼はみやぞんのサポーターとしてトライアスロンに同行する予定なのですが、そのキャスティングをしたのがみやぞん。ANZEN漫才はあらぽんがネタを書いてるんですね。そんなこともあり、ネタも書けない自分だけが目立って相方に申し訳ないし、彼がそばにいれば頑張れると思うからどうか一緒にテレビに出られるようチャンスがほしいとプロデューサーにお願いしたんだそうです。自分だけでも精一杯のはずなのに、相方を思いやる気持ちも強いみやぞん。性格が本当にいいのでスタッフからも慕われてますよ」(同上)

 今回のチャレンジは161キロと長いこともあり、生本番中にゴールできるかが微妙だと言われていました。この暑さの中ですから、なにが起こっても不思議ではありません。本来ならば番組開始とほぼ同時にスタートするのがお決まりのパターンとなっていましたが、今年はこれまた異例の前倒しスタートで、『メレンゲの気持ち』で生中継されることが決まっています。

「みやぞんと専属コーチ、それから同行する医師から早めにスタートすることはできないだろうかという打診がありました。24時間どころか30時間にも及ぶ戦いとなりますが、みやぞんはとある夢に向かって必ずゴールしますと意気込んでいます」(番組関係者)

 どんな夢なのだろう?

「ジャッキー・チェンの影響を受けているそうで、いつか彼に会うことを夢見ています。10年先になってもいいからトライアスロンを完走したらジャッキーに会わせてほしいと日テレさんにお願いするつもりなのだと、芸人仲間らに話しているそうです。ジャッキーならばそんなに難しい話でもないので、どんな形であれ、みやぞんとジャッキーの競演が近い将来見られるかもしれません」(同上)

 本番は今週末。ここ数日、全国各地は天候が荒れ気味ですが、持ち前の明るさとガッツで視聴者を驚かせてください。みやぞん、頑張れ!(取材・文◎那目鯛子)

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